多点掛けが増えていく
朝方はベタナギだったため、アンカリングせず流し釣りで探る。電動リールと自作穂先42cmの組み合わせで開始。金袖バリ3号7本仕掛けと白袖バリ2.5号10本仕掛けに紅白のサシカットを付けて仕掛けを下ろす。
すると、着底と同時にアタリがあり、ひと呼吸おいて仕掛けを回収すると、8cmと10cmの2点掛け。もう一方の仕掛けは7~13cmの5点掛けで上がってきた。例年なら群れによってサイズが異なるが、今年は大中小が交じって釣れてくるのが特徴だ。
良型ワカサギが釣れ始める
しかし、ここでは長続きせず、1時間半で100尾を超えたものの群れが見つからなくなってしまった。そこで、次はコベリの浜沖へ移動。
底から1mほどが真っ赤な反応を見つけてアンカーリング。水深は26mと深い。仕掛けを下ろすと同時に強烈なアタリで14cmの立派なワカサギ。当日は、この13cm超の特大ワカサギが20尾ほど交じった。
472尾釣れて納竿
その後は今年の傾向の通り、5cmと12cmのワカサギが同じ仕掛けで釣れる。群れが魚探に写らない時間帯でも、1尾ずつていねいに釣れば、釣果が途切れることはない。
11時半まで釣りをして納竿。釣果は4時間半で4~14cmを472尾。極小もいれば、特大も交じる釣果で、サイズはバラバラ。それでも、今年のワカサギの釣果としては上々。一日釣れば、600~700尾は釣れただろう。
トラウトゲームに転向するも激渋
その後は、トラウトゲームに転向。三ツ石、トリカブト、平岩、大島と回ったが、今年の激渋と言われたシーズンを反映してか、35cm級ニジマス1尾で釣りを終えた。ここ10年でもっとも釣れないシーズンとなったが、芦ノ湖漁協ではさまざまな取り組みが行なわれている。来年期待したい。
なお、今シーズンは12月14日まで。来シーズン3月1日が解禁釣り大会、本解禁は3月2日。
<週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也/TSURINEWS編>
芦之湖
この記事は『週刊つりニュース関東版』2023年12月22日号に掲載された記事を再編集したものになります。