今年も残りわずかとなり納竿、初釣りという言葉を聞く季節になった。今年は暖冬だと言われているが、急激に冷え込む日もあり水温の変化に敏感なヘラを釣るには釣り場の選択が重要。今回紹介する釣り場は、神奈川を流れる一級河川・相模川の河川敷にある上大島ファミリー釣り場。足場がいいので初心者からベテランまで楽しめる。
（アイキャッチ画像提供：週刊へらニュース・マルキユーフィールドスタッフ 山野正義）
TSURINEWS編集部
上大島ファミリー釣り場のへら釣り概要
相模川第一漁協が管理するヘラ釣り場は大島ファミリー釣り場を含め、下流にある弁天ヘラ釣り場（弁天のジャリ穴）、六倉ヘラ釣り場（千代田下)、中津川の河川敷にある八菅ファミリー釣り場の4カ所がある。どの釣り場も定期的に放流がおこなわれているため魚影が濃く、年間を通してヘラ釣りが楽しめる。
今回紹介する上大島ファミリー釣り場は大島キャンプ場の下流にあるこぢんまりとした池。以前は藻が密集していて、藻穴や藻際を狙ったスリリングな釣りが楽しめた。だが、藻が増え過ぎてしまい、釣りができない状態になっていた。
上大島ファミリー釣り場周辺マップ（提供：週刊へらニュース・マルキユーフィールドスタッフ 山野正義）今期の新ベラ放流に合わせて藻刈りがおこなわれ、池が整備されて再オープンした。今回、放流された新ベラは放流直後から順調に口を使い釣り人を楽しませてくれている。
小ぢんまりとした釣り場（提供：週刊へらニュース・マルキユーフィールドスタッフ 山野正義）上大島ファミリー釣り場のポイント
ポイントは大きく分け山側と河川側に。釣り場には波よけ用の竹が入っているので、その竹と竹の間に釣り台をセットする。
波除けパイプがある（提供：週刊へらニュース・マルキユーフィールドスタッフ 山野正義）ポイントとしては甲乙つけがたく、どちらかと言えば駐車場から近い河川側が人気。
駐車場から近い河川側（提供：週刊へらニュース・マルキユーフィールドスタッフ 山野正義）ヘラブナ池の横に雑魚池があり、以前はオイカワやマブナ、少量ではあるがヘラブナも放流されていた。だが、コロナ禍で人が来ない時にカワウが飛来して捕食してしまい、魚がいなくなってしまった。
下池は魚がいなくなった（提供：週刊へらニュース・マルキユーフィールドスタッフ 山野正義）上大島ファミリー釣り場の釣り方とエサ
ポイントによっては底付近にまだ藻が残っている場所もあり、ハリ掛かりした時に潜り込まれてしまう場合がある。そこで魚に主導権を与えない意味でも多少、強引に引けるように道糸、ハリスは宙・底釣りともに普段使用の物よりも少し太目を使ったほうが安心。
宙・底釣りとも道糸は1～1.25、ハリスは0.5～0.6号を使う。セットの宙釣りの場合は、ハリス上8～10cm、下は30～45cm、ウキは足長の場合はボディ4～5.5cmを使う。トップはPCもしくはパイプ。
バラケエサは、粒戦100㏄＋とろスイミー50㏄＋サナギパワー100㏄＋水200㏄で作る。10分放置後、ヤグラ300㏄＋セットアップ50㏄を絡める。食わせはウドン系がいい。感嘆の場合は感嘆15㏄を水15㏄。
底釣の場合は、ハリス上30～35cm、下35～40cm。ハリはセッサ・バラサ4～5号。ウキは底に藻があるため、ウキ下のテンションを張らせる意味でもボディ6～8cmのパイプトップが効果的。
タナ取りは底が安定してないので、藻面狙いの下バリトントンで釣るイメージ。エサは新ベラがメインなのでグルテンに反応がいい。アルファ21を 50㏄＋1：1粉末マッシュ50㏄＋水100㏄。
エサを持たせたい時はアルファ21を 70㏄＋1：1粉末マッシュ30㏄＋水110㏄で作る。逆にバラケさせたい時は1：1粉末マッシュの量を多くする。
＜週刊へらニュース・マルキユーフィールドスタッフ 山野正義／TSURINEWS編＞
