赤城大沼でのボートワカサギ釣りで13.5cm頭に267尾【群馬】 良型がメイン

赤城大沼でのボートワカサギ釣りで13.5cm頭に267尾【群馬】 良型がメイン

11月11日(土)、群馬県前橋市にある赤城大沼へワカサギ釣りに出かけた。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

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淡水の釣り ワカサギ釣り

赤城大沼でワカサギ釣り

仕事柄、全国を渡り歩く私にとって、また新たなフィールドでの釣りである。当日は朝から晴れ渡る秋晴れだが、風の強い一日だった。朝の気温は3.5度と寒い。初めてのフィールドなので、ボート店で十分に情報を仕入れて出舟する。自分の判断が最重要なのは変わりないが、現場での情報収集はどの釣りにおいても重要視している。また、事前の地形チェックも怠らない。周囲約4kmの火口湖で、最大深度は16.5m。比較的小さく浅い湖だ。

赤城大沼でのボートワカサギ釣りで13.5cm頭に267尾【群馬】 良型がメイン赤城大沼のポイント(作図:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

ローボートを借り、右回りに魚探を見ながら群れを探して、キャンプ場前の水深8mの場所でアンカリングして開始。タックルは、電動リールに自作の41cm削り出しグラス穂先。仕掛けは、いろいろ携行しているなかから、金袖バリ2.5号7本仕掛け。ハリス間隔12cm、ハリス長2.5cm。

移動しつつ群れを探す

すべてのハリに白サシカットで仕掛けを下ろすと、着底と同時に穂先が激しく揺れた。ウグイかと思ったが、釣れたのは13cmの良型ワカサギ。その後も、10cm前後の良型が続く。

朝は時速80尾ほどのペースで順調に釣れ続き、まずまずの釣果。型は二歳魚中心に当歳魚が2割ほど交じる状況。

赤城大沼でのボートワカサギ釣りで13.5cm頭に267尾【群馬】 良型がメイン釣り場の状況(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

アタリが途切れたら場所を移動しながら群れを探し、細仕掛けで誘ってみる。群れを見つけながらの流し釣りといきたいところだが、風が強くてすぐに群れから外れてしまう。魚探で群れを見つけたら風上へ移動してアンカリングし、係留ロープを長めに伸ばして、ボートを群れの上へと移動させて仕掛けを下ろす。アンカリングで群れが散るのを防ぐ策の1つだ。

やや傾斜のある地形で水深は10m。仕掛けを下ろすとすぐアタリがあり、追い食いさせると、4点掛けで上がってきた。サイズもまずまずの10cm前後だ。アタリが途切れる時間帯もあるが、ポツポツと釣れ続く。

良型ぞろいで367尾確保

湖上で昼食を取り、休憩を入れてから釣りを続けるが、日が昇ってからはポツポツの釣果が続く。この釣れない時間帯でどれだけ釣果を伸ばせるかが、名人と凡人の差だ。ここで、秋田狐のハリの仕掛けに替えて、1尾1尾をていねいに掛けていく釣りに切り替える。袖バリと比べて掛かりやすく抜けやすいハリだが、釣れない時には効果を発揮するハリである。

赤城大沼でのボートワカサギ釣りで13.5cm頭に267尾【群馬】 良型がメイン十分な釣果を確保(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

それからは、1尾ずつを確実に掛けていく釣りに終始する。寒くなってきた15時に納竿。釣果は6~13.5cmを367尾。平均10cm前後と良型ぞろいで、当歳魚は2割ほどだった。

釣った感じでは生育もよく、数・型ともにまずまずの釣果。水深が浅いので手返しよく釣れ、数も伸びた。ボート釣りは11月いっぱいだが、氷が張った1~2月は氷上の穴釣りが楽しめる。

<週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
赤城大沼
この記事は『週刊つりニュース関東版』2023年12月8日号に掲載された記事を再編集したものになります。