晩秋の小渓流ルアーアメマス釣り攻略法 【タックル・ルアー・探し方・釣り方を解説】

晩秋の小渓流ルアーアメマス釣り攻略法 【タックル・ルアー・探し方・釣り方を解説】

晩秋ともなれば渓流は釣り人も減り一見落ち着いた様子に見えますが、まだまだ楽しめる渓流でのターゲットがアメマスです。北海道での晩秋のアメマスといえばやはり道東エリアの湿原河川での釣りが有名。今回は小渓流でのアメマスの釣り方を解説します。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・小峠龍英)

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小峠龍英

少年時代より雑魚釣りからバスフィッシングなど様々な釣りに親しみ、北海道移住をきっかけにトラウトフィッシングに傾倒。4月から川が凍るまで時間を作っては足繁くフィールドに通っています。

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ルアー&フライ トラウト

ルアーセレクトについて

ルアーは定番のものでも十分ですが、私は45mm〜70mmのシンキングミノーと5g〜10gのスプーンを状況によって使い分けます。重さはボトム付近に付いている魚にアピールできるように少し重めの物、もしくはよく潜るものを選んでいます。

カラーはミノーでもスプーンどちらもチャート系の派手目なものが効果的。特にピンク系はイワナ族にかなり効きます。赤金や黒金も有効ですが、あえてノーマルなヤマメカラーや黒茶系、反射を抑えたマット系も使います。

アメマスがボトムに張り付いて反応が鈍い時などは、スプーンの5g〜10gのものをポイントによって使い分けています。

ルアーに反応するけれどなかなか食わないアメマスには、ミノーでもスプーンでも形状の異なる物を用意して誘いにバリエーションを持たせることも大切です。ミノーだと平打ち系とローリング系やフォール速度が早いもの遅いもの、スプーンだと重さはもちろん厚みも異なる複数のものを用意しておくとかなり役立ちます。

ルアーローテーションの重要性

最初のルアーが見切られたとしてもアクションのリズムに変化を加えたり、サイズを上げたり(下げたり)、派手なルアーから全く別系統のカラーに切り替えたりしてイレギュラーな動きや変化に思わず口を使うこともあります。

ゆらゆらと震えながら沈下するシミーフォール系のミノーは、沈んでいる間もアピールできるので、かなり有効と言えます。またクランクベイトも有効で一気に潜らせてから一瞬止めるとたまらずバイトしてくることもあります。

付き場を見極める

アメマスの付き場は、晩秋に差し掛かる頃には流れのあるポイントに現れる事は少なく、イワナのセオリー通りの流れが緩い水深のあるポイントである事が多いです。大きな沈み石や倒木のある緩い深みのポイントは必ず探りましょう。

小渓流だと濁りがほとんどないクリアな水質であることが多いので、アメマスの姿は見つけやすいです。特に大型になれば、より目立つのですぐに分かりますが、その分アメマスにこちらの気配も気取られやすいので間合いをとって動作の少ないフリップキャストなどでアプローチしましょう。

晩秋の小渓流ルアーアメマス釣り攻略法 【タックル・ルアー・探し方・釣り方を解説】緩い深みのポイントに本命は潜む(提供:TSURINEWSライター・小峠龍英)

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