伊豆ならではの釣りスタイル「係留船」を堪能 本命カワハギと対面

伊豆ならではの釣りスタイル「係留船」を堪能 本命カワハギと対面

9月2日(土)、両親に誘われて夫婦で静岡県の戸田港へ。日中の係留船で初めて竿を出した。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 小谷友樹)

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船釣り エサ釣り

係留船でカワハギ釣り

9時半ごろ、漁港で待っていると女性船長が来て受け付け。渡しの小船で係留船へ移動。船の設備の説明を受ける。14時30分までが竿を出せる時間のようだ。今回は仕立なので、好きな釣り方を楽しめそう。

伊豆ならではの釣りスタイル「係留船」を堪能 本命カワハギと対面一隻丸々貸し切り(提供:週刊つりニュース関東版 小谷友樹)

夜釣りの時間帯は人気のため予約が取れず、今回は昼間の釣行。船長に聞いたところ、「マルソウダやショゴが回っているので、タイミングが合えば昼間でもポツポツ釣れますよ」とのこと。

準備をしている最中、見える範囲にいた遊漁船のアナウンスを聞いていると、アジを狙って落とし込みをするような釣り方を説明していたが、調子が悪そうなボヤキが聞こえる。そこで、まきエサでの回遊魚狙いはやめて、カワハギ狙いで、オモリ25号の胴突き3本バリ仕掛けをセットしてスタート。エサはアサリを使う。

伊豆ならではの釣りスタイル「係留船」を堪能 本命カワハギと対面岸からこの距離で水深25m(提供:週刊つりニュース関東版 小谷友樹)

仕掛けを落とすとまっすぐに沈んでいき、あまり潮は流れていない。オモリ着底時にラインのマーカーで測ると水深は25mで、底質は砂地。ゼロテンにして待っていると、すぐに微妙に触っている感覚がある。しかし、アワせても乗らない。かといって置き竿にしていると、アッという間にエサがなくなる。

本命ほかゲストにぎやか

沈黙を破ったのは妻。同じく胴突き仕掛けに青イソメを付けて探っていたところヒット。なかなかいい引きで上がってきたのはカワハギ。「もしかしたらオデコかも」と思っていたらしく、本命の登場に笑顔。

これを見てエサを青イソメにチェンジ。着底したらミチイトを張り、少し誘いを入れているとグンといういいアタリ。妻の竿も同時に曲がり、上がってきたのは2人ともリリースサイズのチャリコ。

伊豆ならではの釣りスタイル「係留船」を堪能 本命カワハギと対面チャリコ(提供:週刊つりニュース関東版 小谷友樹)

青イソメはフグの猛攻にあってしまうので、エサをアサリに戻す。エサ取りの活性が高いため、少し叩きを入れながら誘うと、止めた瞬間にチリチリとしたアタリ。竿を立てるように聞きアワせるとフッキング成功。いい引きなので本命を確信しながら巻き上げると、思ったよりも小さいカワハギ。

伊豆ならではの釣りスタイル「係留船」を堪能 本命カワハギと対面トラギス(提供:週刊つりニュース関東版 小谷友樹)

時合いがきたのか、ここから妻が連釣。ボヤキながら釣る母は、タイラバをオモリにした仕掛けでキャッチ。父は本命こそ釣れないものの、チャリコ、ハコフグなどを釣り上げている。

午後は干潮で苦戦

昼すぎに持参した弁当で昼食休憩。ここで干潮の時間を迎え、アタリが一気に少なくなる。

伊豆ならではの釣りスタイル「係留船」を堪能 本命カワハギと対面ジグサビキにホシノエソがヒット(提供:週刊つりニュース関東版 小谷友樹)

趣向を変えてジグサビキで探ってみたものの、上がってきたのはエソ。エサを使っても上がってくるのは同魚やベラばかり。

伊豆ならではの釣りスタイル「係留船」を堪能 本命カワハギと対面キャビンで休憩も可(提供:週刊つりニュース関東版 小谷友樹)

後半戦は本命不発で14時半にタイムアップ。迎えの小船が来るまでに片付けをして帰港した。釣果はカワハギを計7尾。回遊魚はヒットしなかったが、チャリコ、ベラ、ハコフグ、エソなどが顔を見せてくれた。

伊豆ならではの釣りスタイル「係留船」を堪能 本命カワハギと対面水洗トイレ(提供:週刊つりニュース関東版 小谷友樹)

釣果は海況によってムラがありそうだが、釣れなくても貸し切りの船でオススメ。船全体を好きに使える自由度の高さはなかなか味わえないので、ぜいたくな気分を味わいたいという方は、戸田漁港へ出かけてみては。

<週刊つりニュース関東版 小谷友樹/TSURINEWS編>

▼この釣り船について
出船場所:戸田港

この記事は『週刊つりニュース関東版』2023年9月29日号に掲載された記事を再編集したものになります。