これからの時期、海や川関係のレジャーは増える。するとスマホや財布などの水没リスクがどうしても高くなりがちだ。釣りの最中に想定外の土砂降り、意図せず波をかぶってしまったなどの経験がある方も多いと思う。そんな方におススメしたい高防水性ポーチが新発売されたので、筆者が実際に釣行時に使ってみた感想も織り交ぜ紹介していく。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS編集部 河野陸)
レジャーに防水バッグは必要
いまや、海や山などのレジャーで使う人も多くなった「防水バッグ・袋」ですが、具体的には「濡れたもの」を中に入れて、水分を外に出さないようにする役目と、カメラやスマートフォンなど「濡らしたくないもの」を中に入れて、水から保護する役目の2つに分けられます。
釣りで活用が想定されるシーンは潮しぶきがすごい船釣りや磯釣りです。また、堤防などの足場が安全で、波もそこまで来ないような釣り場でも、誤って海に落としたり、自分が海に落ちたりする可能性もあり、スマホなどの精密機器の水没リスクを考えると、防水製品は必須と言えます。
保護規格「IP」とは
釣りにおいて、防水製品は必須であることは分かったけど、具体的に何を指標に探せばいいのだと思われた方もいるはずです。防水機能は「IPコード」と呼ばれる国際電気標準会議で定められた、保護性能をあらわす規格がちゃんとあります。
IPコードは「IP」の文字の後ろに2つの数字が続き、前の数字が「防塵性能」の等級を、後ろの数字が「防水性能」の等級を表します。例えば「IP68」と書かれていた場合、その製品は6級の防塵性能と8級の防水性能を備えていることを示します。一方で、「IP6X」や「IPX8」など、防水と防塵の性能のうち、どちらかだけを表すときは、機能がない方を「X」で表記します。
防水機能において「IPコード」は0~8の計9等級に分類されます。防水等級最高レベルの8等級では、「継続的に水没しても内部に浸水しない」とされています。ですので、釣りで使用するために防水製品を買う時は、この等級が高い製品を見つけられると安心ですね。
高防水の「araree 防水クロスパック」
釣りであると便利な防水バッグですが、モバイルアクセサリー専門ブランド「araree」から防水規格IPX8に準拠した、「防水クロスパック」が発売されました。
本製品は止水ファスナーを備えたジッパータイプの防水バッグです。水遊びやアウトドアで、貴重品や小物を心配することなく便利に持ち歩くことができます。
実際に使ってみた
釣り場で、濡らしたくないものがあるときに活躍する「araree 防水クロスパック・クリアカラー」を、今回筆者は「船釣り」「堤防釣り」で使用してみました。使ってみた感想を述べていきます。
船釣りでの使用メリット
船釣りは、ポイントまで高速で移動するため、移動時に船にいると想像以上に潮しぶきを浴びることになります。さらにスマホなどの精密機械にとって厄介なのが、ただの水しぶきではなく、「潮しぶき」な為、乾いた後に機械の中で塩が結晶化してしまうと、一発でアウトになります。
今回はスマホやイヤホンを「araree 防水クロスパック」に入れて釣りをしましたが、潮は一滴も侵入していませんでした。
陸っぱりでの使用メリット
船釣りと比較すると荷物が濡れるシーンはそこまで多くないですが、急な雨や、風が強い日の潮しぶきなども考えられます。
実際に筆者が堤防で釣りをした日も急な通り雨がありましたが、「araree 防水クロスパック」にスマホを入れていた為、気にすることなく釣りに集中することができました。
入れたままスマホ操作が可能
これは「船・堤防」の2つの釣り場で、実際に使ってみて一番メリットに感じたことですが、バッグから出さずにスマホを操作できる点が強いと思いました。
釣り場では釣った魚を締めたり、生け簀やバケツに移したりと手がかなり汚れます。そんな中で、「araree 防水クロスパック」はバッグから出さずにスマホを操作できる為、汚れた手でスマホを触らずに写真を撮ることができます。
製品の特長
潮しぶきや、悪天候の中での釣りで大活躍する「araree 防水クロスパック」の製品特長を5つご紹介します。
高い防水規格
防水規格 IPX8に準拠し、海や川などでの水遊びやアウトドアアクティビティ、レジャー施設の水系アトラクション、雨の日の外出など生活の中で起こりえるあらゆるシーンの水濡れから守ります。
ジッパータイプ
ジッパー部には水の侵入を防ぐ止水ファスナーを使用。T字ジッパーヘッドとの組み合わせで濡れた手でも簡単に開閉。スマートフォンや財布をとっさに用意したい時、頻繁に出し入れしてもストレスフリーです。
軽量・超薄型
スタイルと使い勝手をバランスよく両立する薄型設計。持ち運びや収納がストレスなく行えます。
用途に合わせたカラーバリュエーション
スマートフォン(7inchまで)をバッグに入れたまま、画面のタップ操作ができる「クリア」と、財布やパスポートなど、人目に触れさせたくない持ち物を収納するのに便利な「ブラック」の2色を用意しています。
長さ調整が可能
ストラップは長さを調節可能。クロスボディバッグとしてだけでなく、ショルダーバッグとしても使用できます。※ストラップの長さ:75~96cm