梅雨は川チヌにはいい季節だ。梅雨入りの養老川へクロダイ狙いで出かけた。当日は、ほどよく濁り、風も弱く流れも緩くて釣りやすい状況。釣果は良型クロダイ2尾、大満足の釣行となった。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・大熊規夫)
養老川でクロダイ釣り
6月8日(木)、関東地方も梅雨入り。川チヌにいい季節だと思い、午後から千葉県の養老川に出かけた。
先日の大雨による濁りは薄らいできて、水色はほどよい濁り。大雨の翌日は茶色くひどい濁りで、ゴミや流木なども流れていた。
この日は風が弱く、流れも緩くて釣りやすそうだ。
釣行開始直後はアタリなし
ハリにガン玉2Bを打ち、二日前に採取したカニをエサに開始。
河岸の際と竿下を扇状に探っていくが、しばらくアタリのない時間が続く。
アタリは着底後すぐに聞きアワせるのだが、人によって感じ方や表現が違う。何もなく上がってくるのとは違う違和感があったら、アタリだと思ったほうがいい。
48cmクロダイが顔見せ
30分ほど経過したとき、聞きアワせるとモゾモゾとしたアタリを感じた。アワせると同時に、ズシっとした重量感。あまり引かないのですぐにタモを伸ばすと、それを見て抵抗し始めた。
何度か突っ込みをかわしてタモ入れしたのは良型クロダイ。顔付きは年無しだが、48cmのやせた魚体だった。
オデコがなくなったので気を楽にして探っていくと、15分後に再びヒット。今度は引きが強く、ラインが引き出される。しばらくやりとりして取り込んだのは同型のクロダイ。
2尾釣れたので満足したが、すぐに3尾目がヒット。しかし、タモを伸ばしたところでハリが外れてしまった。ハリのチモトを見ると、ハリスがチモトの外側にずれている。ハリが外れたときは、ほとんどこうだ。
その後もアタリは頻発
ハリを結び直し、ハリスを強く引いて締め付けた。私は外掛け結びだが、4回まわして5回目はハリの軸だけに枕を巻き、強く締め付けるようにしている。それでもクロダイが首を振ると、ズレることがあり、結び目はかなり強く締めないといけないようだ。
その後もアタリは多く、アタっても乗らなかったり、アワせた瞬間にラインが岩に擦れて切られることもあり、楽しい時間が続いた。
ハリやガン玉、エサのカニも残り少なくなってきた。ガン玉は2BからB、さらに4Bに。カニは大きいのばかりが残ったので、ハサミを取ってシルエットを小さくした。
16時になると、空に暗い雲が出てきたので大満足で納竿。今後しばらくはこういう日があると思うので、また行きたい。
<週刊つりニュース関東版APC・大熊規夫/TSURINEWS編>
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