この釣行の前日は、メバルが驚くほど高活性でよく釣れた。春メバル最盛だ。一応バチ抜けしているのでシーバスを狙いたいが、シーバスのポイントには軒並みボラもものすごい群れを作っているので、この潮周りはあきらめた。そこで、連夜のメバル数釣りに挑んだ。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
ラストキャストに尺前ヒット
時折キャストもまじえると、そういう見せられ方にも慣れていないメバルが漏れなく食いついてくる。オープンの潮のヨレで、微妙にルアーをサスペンドさせながら、ちょっと引っ張ったところでバコンと食ってきたときには我が意を得たり!最高のヒットシーンだった。
そして、この日の感動のラストとも言うべきものは、まだ残されていた。リュックを置いた釣りの初期位置に戻ってきて、「あーあ」という感じでもう一投横手に放ると、それにも食ってきたのが、なんとこの夜最高のビッグワン。尺前。
ワームならリーダーは太め
この日、最終的に難を逃れたわけだが、リーダーの結束部が最後にはザラザラしていた。そりゃあアレだけの数を釣れば、という感じだ。
プラグのハリ数で、スレがかりみたいなものもまじえながら釣っているのだから、まだ消耗は軽いはず。ワームでばくっと呑ませていたら、おそらくどこかで切れていただろう。ワームを使うタイミングでは、もう少し太いリーダーを張らなければ、と学習した。
ボコボコに釣れた前日を超える数釣りを目標にしていたが、途中からカウントを忘れていた。テクトロという釣り方に、自分自身あらためて魅了される楽しい釣りだった。
<井上海生/TSURINEWSライター>
大阪湾奥