イサキシーズンに合わせてSLJが隆盛を迎えているが、なにもイサキだけがSLJではない。本来はなんでも狙える釣りなのだ。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・檜垣修平)
山口~福岡周辺でSLJの釣り
筆者が通う山口県東部~福岡県での釣りは主に響灘~角島周辺、汐巻エリアまでが守備範囲となる。5~7月に主に狙うのはイサキとなるが、潮が悪い時やイサキ自体の反応が不調な場合は根魚系や青物狙いにシフトすることもある。
今回乗船したのは「下関 じらまる」。イサキシーズンでは特に良くお世話になっている船宿だ。角島周辺から汐巻まで幅広くポイントを知っていて、なにより魚と海を大切にする船長さんが操縦してくれる。
朝イチはイサキを狙う
5月14日(日) 長潮、午前中の下げをがっつりやる為に早めの5時に出船。出船場所の下関市豊浦から1時間ほど北上し角島付近で釣りを開始。水深は20m弱のシャローだ。
パターンがまだわからないのでとりあえずのスピンテールを巻いてみたが、イマイチ反応がないので渋いと判断。シルエットを小さくしリアクション気味にフォールで食わせる為にTGベイトにチェンジした。風下側でキャストし、5カウント沈めてちょこちょことジグを動かすとすぐにヒットした。
本命イサキを無事キャッチ。今はとりあえず横の釣りではなく落としていく縦の釣りがお好みのようだ。その後はぽつり、ぽつりとゲストを交えながらの拾い釣り展開。
ボトムを捨てて中層~表層のイサキ狙いに絞っていた自分には来なかったが、タイラバをしていた同船者には良型のアカハタやキジハタが多数ヒットしていた。
流れの効くエリアで連発
当日は長潮だけあって、イマイチ潮の流れが良くない。船長判断でさらに北上し、流れがしっかり効くエリアに来た。水深は10~20mほど。太陽も登り明るくなってきたので、スピンテールにチェンジして巻きの釣りを展開してみる。
ゴチーンとひったくるようにヒットしたのは本命イサキ。ここでしばしの連発ヒットを楽しむ。数匹釣ると船が流れた風に押されて位置がズレるのでアタリが遠のく。
ボトム付近に沈めたスピンテールにしばらくぶりのヒット。イサキとは違う引きで上がってきたのはピカピカのヒラスズキであった。
好ゲストに楽しませてもらったが、潮止まりの時間が来た。こうなるとなかなか食わない時間が続く。釣れるかはわからないけれども、汐巻まで行ってみることになった。