芦屋漁港での投げ釣りで21cm頭にシロギス13尾【福岡】シーズンインを実感

芦屋漁港での投げ釣りで21cm頭にシロギス13尾【福岡】シーズンインを実感

晴天に恵まれた5月2日。そろそろ便りの聞こえてきた春のシロギス(以下キス)を狙って福岡県遠賀郡の芦屋漁港へ釣行した。

福岡県のリアルタイム天気&風波情報

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・近藤誉)

アバター画像 TSURINEWS編集部

海釣り 投釣り

芦屋漁港で投げキス釣り

この時期は外海から入ってくるキスと越冬ギスが同時に釣れるような時期である。エサは途中の釣具店で砂ゴカイを30g購入。

当日は快晴だが、前日の強風の影響と朝の冷え込みが少し心配である。今回は午前6時くらいから午後1時くらいまでの割と短時間での釣りを計画した。

午前6時に釣り場に到着し、ゴールデンウイーク最中なのだが釣り人の姿は少ない。フカセ釣りの人が1人ほどいるが投げ釣りの人は誰もいなかった。キスの時期としてはまだ早いので情報もなく手探り状態ではあるが、第1投に備えて準備に取り掛かった。

芦屋漁港での投げ釣りで21cm頭にシロギス13尾【福岡】シーズンインを実感投げ釣り仕掛け(作図:週刊つりニュース西部版APC・近藤誉)

この釣り場は手前に40mくらいまで岩場が点在しており根掛かりする可能性が非常に高いので、その先の75mから125mくらいを釣る範囲として、タックルを準備する。

オモリはフロートタイプの25号をセット。仕掛けは3本バリ仕様で様子を見ることにしてみた。手前での取り込みをスムーズにするために、いつもより仕掛けを多少短くしている。

開始早々高活性を確認

第1投、仕掛けは5色(1色=25m)ほどスムーズに飛び、着底を確認し、イトフケを取り、ゆっくり引いて探ってみる。4色ラインまでゆっくり引いてくると前アタリ。仕掛けを止めてじっくりと食わせる。その後アタリが続かなかったので仕掛けを回収する。18cmくらいのキスがきた。魚体の色が少し茶色をしているので、これは地着きのキスだと分かる。厳しい時期であるにもかかわらず、キスの活性は高いようだ。

同じポイントに投入し、1尾を追加するが、その後のアタリはなくなってしまった。

ここで少しだけ下流の河口側に移動することにした。満潮前の時間帯だったので、海側がいいだろうとの判断である。

コンスタントに本命ゲット

移動後の第1投。今度も同じ5色ほど投げる。沖めでアタリがないので先ほどと同じく3色ちょいラインまでゆっくり引いて探ってみるとアタリ。ゆっくりリーリングをし、手前の岩礁で魚が外れないように注意しながら巻き上げると18cmくらいだがキスであった。パールピンク色だったので外海から来たものだと分かった。

同ポイントにて探ってみる。4色付近にて連続してアタリがでた。根掛かりの多い3色手前までゆっくり探ってみる。なんとか2連を達成、ひと安心である。

同ポイントで次も1尾キスを釣り上げる。このような感じで投げる位置をずらしたり、少しずつ下流に移動しながらキスを追加していく。

最大サイズは21cm

11時30分ごろになったとき、いきなりサオ先に強烈なアタリがきた。時間的には満潮から干潮へのタイミングで、満潮後3時間くらいの時間である。やはり3色ちょっとラインである。仕掛けを止めて十分に食い込ませたら、慎重にサオを立ててやり取りを開始する。上がってきたのは当日最大の21cmのキス。

結局、正午まで粘ってみて、15~20cmのキスが13尾の釣果であった。キスの厳しい時期で、この釣果には大満足である。

この日の釣り方としては、こまめにポイントを移動し、4色は投げて、3色までを丁寧に探る。手前は根掛かりが多いので、素早く仕掛けを回収するといったパターンであった。オモリに関しては、手前で浮かす必要があるので、多少フロート系のオモリを使うことをお勧めする。ハリは大きめでも十分にキスは食ってくるので、大物に備えて小さくしすぎないことも大切である。エサに関しては、大きめに付けたほうが反応がよいのだが、ハリに掛からないことも多かったので、大きめのハリに丁寧にエサを付けるという感じの方がいいと思う。

これから日に日にキスの活性は高くなるので、各自マナーには十分に注意して、キスをゲットしてほしい。

<週刊つりニュース西部版APC・近藤誉/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
芦屋漁港
この記事は『週刊つりニュース西部版』2023年5月19日号に掲載された記事を再編集したものになります。