放流釣り場といえば、厳寒期でも釣果がカタいHOTな釣り場。大爆釣を期待して釣行したが、予想外の事態により悪戦苦闘。あらゆる手を駆使してなんとか二桁のアマゴと出会うことができた小柿渓谷放流釣り場での釣行をお届け。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)
小柿渓谷放流釣り場とは
小柿渓谷放流釣り場は、兵庫県三田市にある自然河川・羽束川を岩で区切り、その区画にアマゴを放流して釣らせてくれる自然に近い状態の管理釣り場。
ここはスタッフの方々の対応が毎回素晴らしいので、著者は解禁前によくお世話になっている。今回の釣行も、簡易的な取材を快諾してくれた。
無料駐車場と休憩スペースあり
釣り場のすぐ横には無料駐車場があり、受付を行う事務所は休憩所も兼ねている。暖房で温度管理されている上にカップ麺や簡易釣り具もそろうので、ファミリー連れでも安心だ。
料金
遊漁量は大人男性1人3800円+河川清掃協力金200円(3/1から400円)がかかるが、女性や午後からの釣りの場合は割引もある。エサはイクラが1パック500円、ブドウムシ600円、ミミズが350円。貸し竿もあるので、手ぶらで楽しめるもの魅力の一つだ。
バーベキューも可能
釣り場ではバーベキューも楽しめるようになっており、訪れた当日も楽しんでいるグループがおられた。アウトドア派には嬉しいサービスとなっている。
釣り場は区画貸し切り型
入釣する際に数ある区画から1か所を選び、その場所にアマゴを放流してもらう。この区画は自分専用エリアとなるので、オマツリの心配やソーシャルディスタンスを気にしなくても良いのがありがたい。
当日の使用タックル
今回は川釣り初心者である釣り友のタカヒコさんと同行。経験者である筆者が二人分のタックルを用意した。
筆者の仕掛け
渓流釣り愛好家の著者は、普段から使い慣れている通し仕掛けで挑む。普段は5.3mの竿を愛用しているが、この日は今シーズン新たに使用する6.3mの竿の試運転を兼ねている。
タカヒコさん用初心者向け仕掛け
管理釣り場が三回目となるタカヒコさん用に用意したのは、取り扱いやすい4.3mのノベザオ。さらに、ハリを呑みこまれることを想定してハリス交換式の仕掛けを自作しておいた。これなら、ハリを呑みこまれてもすぐにハリスごと交換できるので、ハリスが傷んでしまう心配もない。アタリが取りやすいよう、目印も1つ多くしてある。
放流直後は荒食いのはず?
事務所での受け付け後に区画を決め、支度が出来てしばらく経った8時15分頃、スタッフの方が放流するアマゴを持ってきてくれた。今年は少しサイズが大きいそうだ。
放流されたら放流時の目印であるタスキを回収してもらい、アマゴが馴染むまで5分ほど待って釣りを開始。すると1投目から目印に反応が出て、あっという間にゲット。
しかしこの後は、初めて使用する竿の感覚に悪戦苦闘。時に強風に煽られたり、アラレや雨が結構な勢いで降ってきたりと、中々に厳しい状況だ。一方タカヒコさんは順調に釣りあげていくため、徐々に焦りを感じ始める。