「体感気温-25度」の知床羅臼オフショアジギング釣行でサクラマス2ケタ釣果

「体感気温-25度」の知床羅臼オフショアジギング釣行でサクラマス2ケタ釣果

体感気温はマイナス25度、極寒のこの時期に釣り人で賑わう世界遺産知床羅臼。今シーズンは既に7本の釣果がある一生に一度は釣りたい裏本命のキングサーモンを密かに狙いながらのサクラマス釣りをレポートしたい。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター前島宣秀)

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前島宣秀

年間釣行80日、北海道から沖縄まで食べたい魚は自分で釣り歩く、ダイワ大好き釣りバカオヤジです。

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知床羅臼の釣り

北方領土の国後島が根室海峡を挟んで26kmの距離にある知床羅臼、通年釣れるホッケは脂乗りの良いブランド品、その外にもマダラ、イカ、カラフトマス、サケ等でも人気がある。

「体感気温-25度」の知床羅臼オフショアジギング釣行でサクラマス2ケタ釣果希海丸(提供:TSURINEWSライター前島宣秀)

流氷の時にはクローズになるが極寒のこの時期、近年ポイントを開拓したサクラマス釣りがとても熱い。今回お世話になった希海丸さんを始め3隻が遊漁を行っていた。

サクラマスジギングのタックル&ジグ

筆者はBLASTSJ63B-1を2本、ソルティガIC、ティエラICのそれぞれのタックルを準備した。

また、予備のリールにキャタリナICも忍ばせた。極寒地でのトラブルに対応するのは至難の業なので、すぐに交換できるようにした。

メタルジグ

また、ジグも同じで皆さん器用にスプリットリングを外して交換しているが、不器用な筆者はインタースナップ付スイベルで付け替えを行い、ジグのテール側はあらかじめフックを付けている。

「体感気温-25度」の知床羅臼オフショアジギング釣行でサクラマス2ケタ釣果ジグ(提供:TSURINEWSライター前島宣秀)

ジグは釣り人によって好みが分かれるので一概にはいえないが、グロー系のグリーン色は必ず持参した方が良い。

体感気温マイナス25度の吹雪の中出港

今回、今年一番の最大寒波と騒がれた1月末での釣行であり、覚悟はしていたがやはり寒い2日間であった。スマートフォンで見たご当地の体感気温はなんとマイナス25度。寒いより痛いのである。

「体感気温-25度」の知床羅臼オフショアジギング釣行でサクラマス2ケタ釣果吹雪のなか出港(提供:TSURINEWSライター前島宣秀)

初日は昨日までの暴風雪警報から集合時間が6時半から8時に変更になり明るくなってからの出港となったが、容赦なく降り続く雪には人もタックルも雪だるま状態。トップガイドも凍り付き、海水に漬けて溶かしてからの再開だ。同船は午前便と午後便の一日2便の運行だが、午前便遅延のために午後便が中止となった。

フォール中にヒット連発

羅臼漁港を出港して15分程度、魚津船長から60mより下には落とさないでとアナウンス。その下にはスケソウの定置網が入っている。筆者も60mまで落としてのワンピッチワンジャーク。強めのアクションでフォール中のヒットが当日は続いた。

ヒットタナはバラバラ

船中ヒットすると釣り人は57m、43m、37m、18mと響き渡るが、タナが勝負と言われるサクラマスのはずがタナはバラバラ、当日はどのタナにもいるようで狙い撃ちはできない。

船中全員サクラマス10本ゲット

丁度よい塩梅の潮の動き、雪も止み世界遺産知床や国後島も真っ青な青空になったころには全員自主定数の10本獲得の好成績を得られた。

当日のジグとして朝方はグロー入りのグリーン系、昼時はブルピンを中心にヒットが目立っていたが、正直要点はジグの種類よりも誘い方のような気がしてならない。

「体感気温-25度」の知床羅臼オフショアジギング釣行でサクラマス2ケタ釣果タモ入れはみんなで協力(提供:TSURINEWSライター前島宣秀)

東京から遠征の筆者には残念ながらこの釣りを極めることはできないが、ひとつ言えることは、釣れている人のアクションにシンクロすることだ。これ鉄則。

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