大阪湾奥ライトゲームの釣り納め&初めはハードモード ギリギリ仔メバルと対面

大阪湾奥ライトゲームの釣り納め&初めはハードモード ギリギリ仔メバルと対面

年末年始の釣りは、ロクなものにならないというのが持論だ。沿岸ではなかなか魚の活性が上がらない。年が明けるのはめでたいが、釣りはよくならない。だから年末年始の釣りとして福々しく紹介するものではないのかもしれないが、それでも釣り納め、釣り初めは釣り人のモチベーションにかかわる。今回は大阪湾奥ライトゲームの釣果を紹介したい。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)

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井上海生

フィールドは大阪近郊。ライトゲームメイン。華奢なアジングロッドで大物を獲ることにロマンを感じます。

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当日の状況

2022年末、2023年始には、一応メバルの様子を見に行った。年末年始にあえて釣ろうとすれば潮回り的に必然的にそうなる悪い潮で、小潮、若潮くらいだったではないかと記憶している。それでなくても活性が低い海なので、せめて暖かい日を選んだ。こちらの忍耐面での負担を、少しでも軽くするためだ。

年末は午後17時から、年始は19時くらいからスタート。どちらも正直なところ、特別な気分ではなかった。しかし、釣りの締めくくりと、一年を占う釣行にもなるので、絶対に不吉なボウズに終わるわけにはいかない。

海水温は筆者が最近ライトゲームのボーダー水温と言っている「14℃」から、年始にはなんと11.9℃まで落ちてしまった。11℃までになると、ふつうはあまり釣れない。

年末にアジ抜けた

夕刻からエントリーした年末の釣りでは、その前回の釣行では連発した豆アジ狙い。着き場所は足元から3m以内、レンジはボトムとほとんど絞り込めている。時合いに無駄打ちしないために、回遊待ちしながら、一か所でつんつんとマージナルにアジングする。

一度コーナー付近でアタリを感じた。睨んだポイント、レンジである。お、いるのかと深追いしたのがよくなかった。そのあと、一切何もなくなる。あとから、同様のアタリに似たものを感じて、暗くなった水面にヘッドライトを当てて注視すると、木の切れ端みたいなものが浮いていてそれにラインが触れただけだった。

もしかすると、最初のアタリも同じものだったのかもしれない。だとすると、勘違いでかなり時間を無駄にしたことになる。とはいえ、結局何もかもが無駄のような一日ではあったのだが。

大阪湾奥ライトゲームの釣り納め&初めはハードモード ギリギリ仔メバルと対面赤潮ウキゴミの海(提供:TSURINEWSライター井上海生)

このあと、粘りに粘っていたるところで足元アジングしてみるが、この日は本当に最後の最後にボトムで仔メバルが釣れてくれただけだった。これが釣り納めだ。

大阪湾奥ライトゲームの釣り納め&初めはハードモード ギリギリ仔メバルと対面2022年ラストフィッシュ(提供:TSURINEWSライター井上海生)

年始は魚の着き場がマチマチ

年が明け、ぼーっとしていて、ふと海水温の情報を見ると、なんと数日で3℃近く下がっていた。これ以上下がるともう冬の釣りはできなくなる。ほとんど慌ててメバリングに出かけた。この時点で楽しい釣りとはいえない。釣りをしなければ、という強迫観念に近い。

この日はメバリングロッド1本。アジは見切って、メバルひとつ。レンジを釣り分ける意識でヘッドのウェイトもちょこちょこ調整した。0.4g~3gまで。思った通りメバルの着き場所がいつもの表層ではないので、底までサーチする。

しかし、カサゴのアタリも出ない。どこもかも打って潰して、もう正直無理かなというところで、足元にマイナス方向のスリットが入った場所を見つけた。要するに自分のまたぐらに打つようなキャストで、そんな姿も本当に最終手段みたいな感じだが、これがうまくいって隠れていた仔メバルが出てきた。

大阪湾奥ライトゲームの釣り納め&初めはハードモード ギリギリ仔メバルと対面新年初フィッシュ(提供:TSURINEWSライター井上海生)

おみくじを引いたみたいな釣れ方。小吉というところか。

すべて「海水温」に尽きるのか

なんとか釣れた、という正直面白くはない印象の年末年始の釣りだった。ただ、面白いことばかりではないので、釣りではこういうつまらない思いをしておくことが大事。それが海釣りの実質オフの年末年始にくるのは、いつもながら輪をかけてつまらないことだが。

魚の動きの上げ下げは、すべて海水温に尽きる、といえるだろう。冬の釣りは、海水温ががくっと下がると辛い。下がっている中でも、比較的安定している週を選ぶなどすればまだ釣果が出やすい。潮、風向き・風速、海水温。特に「海水温」が大事な時期になった。

<井上海生/TSURINEWSライター>

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