ティップランエギングは名前の通り、ロッドティップ(穂先)にでるアタリを捉えてアオリイカを掛けるオフショアでのエギングです。今回は使用するロッド、リールやエギの紹介に加え、釣り方をイラスト付きで解説していきます。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 山根充伸)
ティップランエギングの釣り方
風や潮で船を流す釣りのため、片舷に並んで釣りをする場合が多いです。投入の合図があったら、サミングをしながら余分なラインが出ないよう心がけつつ、エギをフリーフォールさせ底を取ります。
着底したら4~10回シャクリを入れて糸フケを取りつつアピールし、ティップにテンションが掛かった状態で10秒程度のステイを入れて、エギを平行移動するように流しアタリを取ります。
アタリがなければ再度底を取って上記の動作を繰り返します。船が流されてラインに角度がついてきたら、一度回収します。
シャクリ方のコツ
リールを巻きながら、バット部分を利用するイメージで小さくシャクリましょう。またシャクる回数でステイさせるタナを調整していきます。
フォール中やシャクリ中にアオリイカがエギを見ていて、ステイに入った瞬間にエギを抱くことが多いので、糸フケを出さずラインが張ったアタリがわかる体勢でステイに入ることを心がけましょう。
ステイ時に意識すること
ステイ時はエギの姿勢を安定させて平行移動させることが重要になります。潮の流れにエギの重さが合ってないと浮いたり沈んだり、沖に流れすぎたりしてしまうため、前述したようにラインが45度で海面に入るようにシンカーを調整しましょう。
また、船の揺れでエギが上下に移動しないようにロッドをホールドしないことも重要です。
アタリのパターンは3つ
アタリの出方は大まかに3タイプ。穂先を注視し、とにかく何か違和感を覚えたら即アワセします。また、アワセて空振りしても、そのままスローに落とし込めばエギを抱いてくることもあるので、乗らなくても諦めないようにしましょう。
<週刊つりニュース関東版 編集部/TSURINEWS編>