オフショアジギングでちびっ子アングラーが8kg寒ブリ釣りあげた【福井】

オフショアジギングでちびっ子アングラーが8kg寒ブリ釣りあげた【福井】

冬将軍の到来で一気に冷え込んだ日本列島だが、冬こそ面白いオフショアゲームがある。寒ブリに代表される日本海の青物ジギングだ。12月10日はブリ族が本格的に釣れだした白石グリ、冠島周辺へ出船している福井県・おおい町若狭大島のあみや渡船を訪れた。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 谷川智)

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オフショア ソルトルアー

あみや渡船でジギング釣行

当日駐車場に到着したのは午前5時。周囲はまだ真っ暗だが、すでに同船する皆さんは到着して準備を進めている。大阪府門真市から来ている松井さん一家は、奥さん、息子のヒロキ君ともにタイラバ、ジギングにドハマリ中。奥さんのイトコの戸田シンイチさんは息子の幾斗君ら2人と親子3人で乗船。他に川西の岡本さん、宝塚の阪本さん、がまかつフィールドテスターの渡邉敦さん、川中みちよさんと、総勢12人のチャーターだ。

この日はシケの合間のナギ。少し早めの6時半に船は桟橋を離れ、一路丹後半島沖の白石グリを目指す。中部圏のジガーには比較的なじみが薄い白石グリだが、関西のジガーにとっては超がつくほどメジャーな青物フィールドだ。少し東に位置する冠島と並び、青物の絶好機になると多くの遊漁船が集まってくる。

朝イチの時合いは肩すかし

1時間強で白石グリに到着。水深は110mほど。船はドテラ流しにし、広範囲を探っていく。朝イチの時合いに期待が高まるが、誰のサオもまがらない。お子さまたちは朝早い出船だったからか、3人ともキャビンで爆睡だ。手のかかる子供がいないうちに……と、目の色を変えてジグをシャクり続ける大人げない大人9人だが、ヒットは一向にないまま。

オフショアジギングでちびっ子アングラーが8kg寒ブリ釣りあげた【福井】ジグにヒットした珍しいヒョウモンコウイカ(提供:週刊つりニュース中部版 谷川智)

ミヨシの岡本さんにショートバイトがあったようだが、それっきりで他の人はかすりもしないまま。日ムラが激しい白石グリ、これも仕方なしか。1人が休憩し、2人がおにぎりを食べ始めてダレた雰囲気になってきたころ、船長から「冠に行きましょか~」と声がかかった。

電話で聞いたところ、僚船はワラサ~ハマチをぼちぼち釣っているらしい。何よりアタリがほしい大人たち、子供たちも起きてきたのでここで移動を決断する。

タイラバでゲスト交じりで本命登場

40分ほどで冠島周辺に戻ってくると、数隻の船が潮上りを繰り返している。心機一転、一斉にジグを投入する。水深は白石グリより浅いが、それでも80m以上ある。

すぐに誰かにヒットするだろうと思っていたが、1時間たっても音沙汰なし。業を煮やした船長が10分ほど船を走らせ、エンジンを止めたのは水深90mライン。タイラバのポイントのようだ。

オフショアジギングでちびっ子アングラーが8kg寒ブリ釣りあげた【福井】タイラバで上がったアマダイ(提供:週刊つりニュース中部版 谷川智)

やっぱりアタリがほしい大人たち、早々にタイラバを落とすとレンコダイ(キダイ)にアマダイがぼちぼちヒットしてくる。好調ではないが、全体でまずまずの数が上がったところで、シンイチさんの長男の戸田幾斗君にそれまでとはひと味違うヒット。

オフショアジギングでちびっ子アングラーが8kg寒ブリ釣りあげた【福井】タイラバで見事マダイゲット(提供:週刊つりニュース中部版 谷川智)

大人げない大人たちが羨望の視線とヤジとも応援ともつかぬ声援を送るなか、上がってきたのは食べごろサイズのきれいなマダイだった。これには幾斗君ガッツポーズ!

待望の青物顔見せ

そして午後3時、ラストチャンスを求めて再び青物ポイントへ。白石グリもそうだが、この冠島周辺の青物は日が傾きだしてから急激に活性が上がることが多い。

それを裏づけるようにすぐに岡本さんにヒット。上がったのはハマチだったが、全員のやる気は一気にアップ。続けて渡邉さんもワラサをヒット&キャッチ。

オフショアジギングでちびっ子アングラーが8kg寒ブリ釣りあげた【福井】見事ワラサゲット(提供:週刊つりニュース中部版 谷川智)

ここでこの日のドラマが……。昼寝していた松井ヒロキ君がのそのそ起きてきて、パパの隣でジグをボチャン。底まで落として軽快にシャクり始めた途端、ドカンとロッドが曲がった。

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