大阪湾の2022年秋シーズンは各地で青物フィーバーに沸き立つ一方で、タチウオの回遊は一部を除き3年連続の不振が色濃くなりつつあり、デカアジ、大サバの便りも聞こえてこないという、回遊魚の中でも明暗が分かれた状況となった。今回は武庫川一文字に4連続で釣行し、最後にメジロを仕留めた執念の釣行記を綴らせていただきたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター伴野慶幸)
タチウオは波止全体で不発
日没後に遅ればせながら、ドジョウテンヤの引き釣りでタチウオ釣りに参戦したが、結果は不発。テンヤ、ワインド、電気ウキ釣りと、波止に残った釣り人達は様々な釣法で挑んだが、どうやら波止全体で釣果が見られなかった模様。粘りも実らずノーバイトのまま最終便の20時で引き上げた。
船着場で迎えてくれたスタッフも「今日はタチウオ、アカンと思いますわ」と申し訳なさそうに言葉を返すのみ。武庫川渡船の店舗に立ち寄り、預けたメジロを引き取って全ては終了。駐車場を後にして帰路へと車を走らせた。
メジロは身がパサパサで不味いという声をよく聞くが、狙って釣ったという満足感は何にも勝る調味料。自宅に着くと、釣果のメジロの解体にかかり、身を切り分け、刺身などで賞味した。
<伴野慶幸/TSURINEWSライター>