10月22日(土)、徳島県津田町一文字波止へ、新製品の配合エサが発売されたので、そのポテンシャルを確かめるために、釣友たちと3人で釣行した。結果は、同行の釣友は、数も型も満足する釣果。私は大物に5発も切られてしまったが、年無し51cmも釣って楽しめた釣行の模様をリポートする。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター濱堀秀規)
徳島県津田町一文字波止へ釣行
私が昨年までお世話になっていた別の船長は、高齢で船のエンジンの調子も悪くなったので、やめたとのこと。そこで今回は、工藤さんがひいきにしているニュータケダ丸に初めてお世話になった。
朝の5時にニュータケダ丸の出船場に着くと、1番船はルアーの竿を手に持ったお客さんで満杯、船長は「(お客さんが)もう11人になったけん、次の便にして。次がすぐくるから」と言い残して出船していった。
待っていると、5時半にはニュータケダ丸に雇われた漁師の船が出船場に到着した。後から聞いた話では、「今日は人が多いので、漁師の船を雇っている」とのことであった。
大勢の釣り客で賑わう
井上さんは、ブロッコリーの出荷を済ませてから合流するとのことで、私と工藤さんが先に2番船に乗り込んで津田の一文字波止場のコーナー付近に上がった。まだ薄暗いが、赤灯台方面も、白灯台方面も、早くも大勢の人が陣取っている。人気の波止場であるし、100人でも上がれる容量の多い場所だし、船はピストンしてくれるので、「早くから、おおいなあ」と声が出てしまうほどの人数であった。
工藤さんによると「私らみたいに、年寄りはフカセ釣りやけど、若い師はみなルアーじゃ。はははっ」。「今波止場で、ブリやメジロがつれようけんやなあ」と解説してくれた。「ビシュッツ、ビシュッツ」と沖に向かって、ツアーを振り込む人々を見ながら、私たちはコーナーでフカセ釣りの仕掛けを作り出した。
当日のフカセ仕掛け
大物のチヌには当日の仕掛けよりもワンランク上の仕掛けにした方がいいかもしれないが、私が準備した仕掛けを紹介するので、参考にしていただければと思う。磯用と波止場用の違いも解説したい。
竿は、チヌ竿でなくて硬めのグレ竿1.5号。グレ竿2号でもよかったかもしれない。理由は、チヌが食ったらテトラに向かって、一気に潜り込むので、潜らさないように強引に浮かす必要があるため、硬めの竿がいいからである。
ミチイトは2号、リールに巻いてあるそのままを使ったが、3号でもいいかもしれない。なぜなら、魚が潜ってトテラでこすれたら、一瞬でプッツンするからである。
ハリスは2号以上。磯では太くては食わないので細い方がいいと言うが、テトラでは2号でも関係なく食ってくる。しかも、デカいのを釣りたいなら、2号では心許ない。2.5号でも3号でもいいと思う。
3号でも、こすれたら、一瞬でプッツンするから、波止場のイトは太めがいいし、釣りきるには強引にゴリ巻きして早く浮かすことである。磯のように、格好よくやりとりをしていると、プッツンとなる。竿の弾力よりも、ゴリゴリと初心者のようリールを巻くのが、良い釣果に結びつく。
ウキは、私は3B、工藤さんは5Bである。オモリも、ハリスの真ん中に打つ。フカセ釣りは、ハリスが長い方がいい。と教わると思うが、これは磯での場合。波止場では、キッチリ底近くをキープさせる方が数釣れるので、重たいウキで、オモリをハリに近づける方が、食いがいい。不細工に見えるが、ハリスも2ヒロもいらない。1ヒロ半か1ヒロでもいい。