連日の雨と打って変わって、久しぶりの晴れ間となった10月2日と16日に、愛知県稲沢市を流れる青木川へデイゲームのナマズ釣りに出かけた。今回は丹陽橋~下赤池橋までを探る。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・丹羽祐介)
青木川でナマズゲーム釣行
2日は、現地に午後2時半ごろ到着。ナマズ釣りでこの川を訪れるのは久々で、新調したパックロッドを片手にウキウキ気分な私。まずは丹陽橋周辺からスタートした。
ポイントとなるのは、岸際のブッシュ周りや点在するウィードで、スピナー3gのナチュラル系をウィードの真上をシェイクさせながら引いてくる。リアクション狙いだが、バイトはない。このポイントのナマズはすでに深場へ移動してしまったのか。
そんなことをぼやきつつ、前方に見えるウィードに目を向けると、そこには水面まで繁茂した大きなウィードがあった。普通にルアーを通したら、瞬殺でロストしてしまうストラクチャーだが、通したら出るかもしれないと、期待を胸にルアーをウィードの上に置いた。
67cm良型と好ファイト
私の使うスピナーは根掛かる心配がないので、フロッグのように動かすことが可能。ピョンピョン飛び跳ねてはステイを繰り返していると、突然バフッという捕食音とともに水柱が上がった。
すかさずフッキングを入れると、大きなナマズが空中に躍り出た。引きは強烈で上流方向へ一気に突っ走る。ドラグは締め込んでいたが、ジリジリと音を立てながらラインが出ていく。
それでも格闘の末、近くまで寄ってきたので、ネットを下ろしてランディング。キャッチしたのは、寒さも吹き飛ぶ67cmのナマズだった。
夕マヅメに再戦
16日は日吉橋周辺に夕マヅメ時の午後4時ごろに到着。上流に向かって釣り歩きながら、手近なストラクチャーを探っていく。ポイントとなるのはボトムの起伏と岸際のシェードで、下流ほど魚影は濃くないが、人が入っていない分、フィッシングプレッシャーもなく、比較的釣りやすい場所だ。
夕マヅメということで、ルアーはスピナーなどの光モノよりも、音や水しぶきでアピールするルアーの方が手返しがいい。ルアーはレーベルのポップR。ストラクチャー周りを広く探ってみる。ルアーを通す際は川の流れに注視し、渦を巻いていたり、よどみがある場所にルアーが通るように、そのすぐ後ろにキャストする。
60cm級連続ヒット
すると、サオ先に重みを感じたので、スイープフッキング。ヒットしたのはヒレがきれいなナマズ君。サイズは60cmぐらいか。その後もナマズのヒットが続き、同サイズが4匹ヒットした。その後は薄暗くなってきたので、午後5時半ごろに納竿とした。
季節は秋に入り、先月まで元気に群生していた草木もひと段落。水の中も秋一色で、ナマズたちも動きが鈍くなり寝床を求めて深場へ移動する個体もちらほら見受けられる。中には布団に身を潜めて、弱ったベイトフィッシュが通るのを待ち構えている個体もいるが、この時期のナマズはたとえ顔の前にルアーが通っても、興味を示さず完全スルーのお手上げ状態であることが多い。
ここで狙い方としてお勧めしたいのは、ルアーを不規則に動かしてリアクションで口を使わせる釣法だ。これにはルアーに見飽きたナマズも飛びつくこと間違いなし。週末は身近な河川に出かけてみてはいかが。
<週刊つりニュース中部版APC・丹羽祐介/TSURINEWS編>
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