市販のライン付き針は針の大きさに比例してラインも太くなるので、自分の使う針に「もっと細い(太い)ラインを巻いてほしいな」「でも、自分で針にラインを巻くのは針が小さくなればなるほど難しいしな……」と、釣り人はわがままです。今回は、釣り師の皆さんが普段感じていることを解消してくれる便利な機械があるというそんなお話です。
(アイキャッチ画像提供:アングラー「K」)
小さめの釣り針に太めのライン
確かに大きな釣り針に細いラインを巻きたいという人は少ないかと思います。しかし小さな針に太めのラインを巻きたいという人は意外に多いのではないでしょうか。前回私はハゼのワームゲームについて記事を書きました。
そこでは3~5号程度の小さな針を使うのですが基本的に使用したリグで底を引きずるため、障害物にラインが擦れて縮れてしまうのです。そのため5lb程度のラインを巻きたいのですが、そんな仕様の糸付き針は当然ながらありません。また小さな針に糸を巻くのは老眼や手元が怪しくなっている年頃の私にとってはなかなか厳しいです。そんな時に出会ったのが「針結び器」です。
針結び器の使い方
針結び器の使い方を説明します。
針をセットする
針結び器中央のスイッチを左に移動させると矢印の先の金属部分が開くのでそこに針を刺して針を固定します。
ラインの端を固定する
自分の巻きたいラインを用意します。その先端を矢印の先の凹んでいる部分に引っかけて固定します。
ラインを巻く準備をする
矢印の先の切り込みにラインを通して後ろに回します。
ラインを縛る準備をする
後ろに回したラインは画像の黄色の部分を巻いてさらに(3)の切り込みに通して後ろに回します。
ラインを巻く
ここまでの行程ができたらライン巻き機の上に付いている黄色でギザギザのスイッチを左にスライドさせます(スイッチを入れている間はラインを巻き続けます)。5回程度巻けば大丈夫です。
縛る
ラインを巻き終わったら(6)の部分をレールをスライドさせて上に移動します。その後黄色い部分からラインを外し後から引くと針にラインを縛ることができます。
最後に固定していた針の固定をスイッチで解除し余分なラインをカットし完成となります(手順に慣れてくるとここまでの作業を1分以内でできるようになります)。当然ながら針結び器を購入するとイラスト付きの巻き方と解説が入っていますからご安心ください。
作ったリグの保管については私は100均のスポンジシートに巻いて保管しています(コスパの意味からも良いと思います)。