三重県の丸安丸が、10月から基地を鳥羽市小浜に移して、本格的なタイラバを開始した。本命マダイに加え、裏本命のシロアマダイもキャッチできた釣行をレポート。
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「もう1つの本命」が登場
そんななか、なかなかサイズを伸ばせなかった同船者に重々しいアタリ。船長は「本命っぽいな」と言うが、その本命の意味が違っていた。浮上したのは45cmを超えるシロアマダイ。
ここ数年鳥羽沖でも姿を見せている、幻の高級魚だ。降り注ぐ羨望の視線のなか、これで波に乗ったか、良型のマダイも追加。
そして終盤、船長にも「本命」らしきヒット。風が吹き始めて船がよく流れるなか、前方に浮上したのはやっぱり幻の「本命」だった。
ゲスト交じりで楽しんだ
元からこの海域に多くいて誰も狙わなかったのか、それとも気候変動で個体数が増えたのかは不明だが、いずれにしても本命が増えるのはうれしいことだ。
結局終わってみれば船中マダイは13匹、リリース多数、シロアマダイ2匹、ほか大アジやカサゴなどという釣果だった。これから冷え込んでいくにつれ、鳥羽沖のタイラバは反比例して熱くなってくる。特に大型が狙えるのが、12月~2月の厳寒期。鳥羽沖の大ダイを狙ってぜひ釣行していただきたい。
<週刊つりニュース中部版 編集部/TSURINEWS編>