マルキューインストラクター・吉田康雄のザ・チャレンジ!第8回はペレ宙で大型(40cm上)だけを狙う、実釣大反省会パート1。終わったことをグダグダ言っても仕方がないが、今後の釣りにつながるヒントが見つかるかもしれない。
(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース編集部 関口)
序盤はペレ宙
9月21日(水)、筑波流源湖の沈舟桟橋。竿18尺タナ1本半のペレ宙。15時40分までの釣果は47枚ヒットさせて、ノルマの40cm以上は4枚。
これってどうなの?
良型もかなり交じってはいたので普通に考えれば、まあまあの釣果だがノルマサイズがヒット率1割未満と言うのがどうにも解せない。終わったことをとやかく考えても仕方がないが、のちの釣りにつなげるために今回も「大反省会」を行うとしよう(笑)。
ズバリ敗因は?
「負け惜しみに聞こえるかもしれませんが、大きな要因は天候ですね。早朝の気温がかなり下がったことに加えて、太陽がなかなか顔を出してくれませんでした。そのため魚の活性、とくに大型がなかなかやる気になってくれませんでした。晴れて気温が上がれば、もっといい釣りができたと思うのですが」
確かにあの日の早朝は寒かった。雨も時々落ちてきたしね。ようやく晴れてきたのが正午前。ちょっと天候の回復が遅すぎたよね。だから序盤は通常のペレ宙、つまりは弱めのセッティングからスタートしたんだよね?
「はい。いわゆる軽めのエサですね。ペレ軽600㏄+BBフラッシュ200㏄+水200㏄。ゆえにウキの浮力もあまり強くしませんでした」
確かペレ宙用の吉田作フォルテ3番スタートだったよね?
「1~6番のなかの3番で、ハリが軽量ダンゴヒネリ上下8号です」
強いて言うならペレ軽を使ってるってだけで、ノーマルな両ダンゴと大差はないように感じるんだけど?
「そうですね。あえてそうしました。まずはウキを動かそうって」
なるほど、天候とかも加味したわけね?
活性を見つつ微調整
それでウキは確かに動くようになったけど、なかなかノルマサイズが釣れなかった。そこで1段階セッティングを強くしたわけだ?
「はい。エサもウキも替えました」
次のエサが確かペレ道入りのブレンドだったよね。ブレンドがペレ軽400㏄+カルネバ200㏄+もじり200㏄+ペレ道100㏄+水250㏄だったよね。違いはズバリ重さだって言ってたけど?
「はい。かなりウキが動くようになったので試してみようかなって」
でもね、重くなったと言っても、たかがペレ道100㏄分でしょ?変更前のエサをもっと大きくハリ付けするとか、ハリを大きくする選択肢はなかったの?
「あれ?見てくれてなかったんですか?ハリ付けの大きさ変更などはさんざんやりましたよ」
あっ、そうなの?ゴメンゴメン。それは記者の観察不足だった。ハリを大きくしようとは思わなかった?
「そこまでの活性アップではないと感じたので替えようとは思わなかったですね」
偶然か必然かノルマサイズ手中
重くなったと言うけどどの程度の差なの?
「トップで言えば数節分程度でしょうか」
なるほどね、つまりは一気にセッティングやエサを替えるほどの活性アップではなかったってことね?
「そうなります。大型がガンガン食ってくる感じなら、一気にセッティングもエサも強くしたのでしょうけど」
でも偶然か必然か、この変更でノルマサイズが1枚釣れたよね。
「はい、ようやくって感じでしたね。でもあの1枚はうれしかった」
でもなぜか、その後は普通サイズに終始してしまった。エサが合っちゃったのかな?(笑)
「よくは分かりませんが、大型は釣れてくれなかったですね」
そこで、いよいよ切り札のエサの登場となったわけね。
次回も「ペレ宙で大型だけを狙う」です。
<週刊へらニュース編集部 関口/TSURINEWS編>