ハゼのエサ釣りは、消耗したエサを頻繁につけかえることや、手に付いたイソメの体液、匂いを毎回拭き取ることが面倒くさくなってしまいます。しかしハゼクラなどのハードルアーの釣りは場所を選ぶため、エサ釣りのように万能ではありません。そこで今回は誰にでも簡単にできて、楽しくルアーのハゼ釣りができるワームゲームについて紹介します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・アングラー「K」)
ハゼのワームゲームとは?
極端に言えばルアーのライトゲームのタックルでエサをワームにかえただけの釣りです(リグに若干の違いはありますが……)。ルアーのライトゲームの感覚に近くとてもゲーム性が高いです。
使用するワームは味や匂いをつけたものがいいです。ハゼの活性が高ければエサ釣り並にコツコツと頻繁にアタリがあります。しかし、アタリがあるから釣れるかというとそうではなく、確実にアワセを入れていく必要があります。そこもこの釣りの楽しいところです。
アジング流用タックル
参考までに筆者の使用タックルを紹介します。
ロッドは宵姫 爽58FL。場所にもよりますが6ft程度で感度がよく軟らかいロッドがお勧めです。リールはナスキー500。軽くてドラグ性能がいいものがお勧めです。ラインにはPEライン0.3号。
基本的に、アジング用のタックル流用でオーケーです。できるだけライトな装備が楽しいと思います。しかしゲストとしてシーバスやクロダイなどがヒットすることもありますので、ポテンシャルは高いものにした方がいいと思います。
お勧めのリグ2選
続いてお勧めのリグを紹介します。
ダウンショットシンカー
まずはダウショットシンカーを使った簡単リグです。ライン止めの付いたシンカーにリーダーとハリに付いたイトを引っ掛けるだけのお手軽リグです(画像を参考にしてください)。
中通しオモリ
次に中通しオモリを使った遊動式リグになります。メインラインに中通しオモリを通し、サルカンで固定。もう一方の輪にハリの付いた糸を結ぶというリグです(画像を参考にしてください)。
私が最近最も使っているリグです。魚がワームを引くとシンカーに干渉せず直接ラインを通してロッドにアタリが伝わるので楽しいですよ。
使用したワームと刺し方
エサ釣りに負けないようにするために、ワームでの釣りは配慮した方がいい点がいくつかあります。まずはワームです。私はガルプイソメ(太身)を使用しています(使用したのは太身ですが画像は細身になっています。ご注意ください。またハゼの好む匂い付きワームは他社からも販売されていますのでお好きなものを試してみるといいと思います)。
刺し方
次にワームの量です。エサ釣りは魚の活性によってエサを多く付けたり少なくつけたりすると思いますが、ワームの場合はかえる必要はないと思います。大切なのはハリの曲がりに沿ってワームを刺さない、垂らしを長くしないということです(画像を参考にしてください)。
これはラインを引いた際にワームが回転してしまわないようにし、自然に漂うようにするためと、垂らしを長くするとハゼがワームの端をくわえてしまい、ハリ掛かりしにくくなると感じているためです。