宝生丸で落とし込み再戦
8月28日、北九州市門司区・大里港の宝生丸で落とし込み釣りへ。
前日、船長から電話が入り「出港時間は午前6時30分にします」と言われ、仕掛け(ハリス)を聞くと「10号と12号を持ってくるように」とのこと。
快適な環境でスタート
今回のメンバーは森田さんに加藤さん、富久さん、藤本さん、野村さん、前田さん、石倉さん、立山さん。同船はアンチローリングジャイロ搭載で横揺れがなく船酔いが少なく快適に釣りができる。探見丸システムも搭載しており、落とし込み釣りには有利なアイテムで海底の状況が手に取るように分かって釣りやすい。
また、ベイトの位置が良く分かりベイトの中を仕掛けが通過して、ベイトが掛からなければ再度仕掛けをベイトの上まで上げて……の釣りができる。
船がポイントに入って船長がベイトの位置を確認して釣り開始の合図があり仕掛けを落とす。毎回仕掛けを落とすごとにベイトの位置を言ってくれるので大変助かる。
朝は高級根魚狙いで好ヒット
「朝のうちは潮の加減でベイトのイワシが出てこないので豆アジを掛けて根魚を狙いましょう」と船長が言う。潮が変わるのが昼ごろで、それまでは豆アジで勝負となるがサイズが9~10cmで仕掛けに掛かるのかが分からない。
北東の風が強く船も風で押されてポイントがずれる。すぐに仕掛けを巻き上げてベイトのいる所まで移動する。前田さんは朝のうちアコウや沖アラカブなどを上げ、立山さんはアコウを2尾上げていた。
ヒラマサ6kg級頭にキャッチ
野村さんが何かを掛けていたのを見た船長が「慎重に上げないとハリスを切られるよ」と言う。10号のハリスでやり取りしながら上げたのはヒラマサの5kg級。その後、森田さんが何か掛けてやり取りしたが途中でハリスを切られた。船長いわくアラとのこと。
森田さんがまたも大物を掛けてやり取りしており、上げたのはヒラマサの6kg級。ハリスは16号を使っていた。16号でもベイトが付くのにビックリ!ベイトのイワシは10~15cmだが群れは少ないので青物が少ない。
午後1時30分になったところで納竿。今回の釣果はヒラマサが2尾に根魚のアコウが13尾、タカバ7尾、沖アラカブ5尾、アカヤガラ3尾など。
前回は玄界灘、今回は響灘の落とし込み釣りで分かったのはベイトのイワシが少なく青物を呼び寄せられないのでは?9月に入れば海の状況も多少変わってくると思う。
<週刊つりニュース西部版APC・飛高宏佳/TSURINEWS編>