渓流釣りのフィールドの中には、水量が多い本流もあれば、驚くほど小さな「小川」も含まれます。今回は、そんな一見すると見逃してしまいそうな「細流」を釣る魅力を紹介してみましょう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター小峠龍英)
対象魚の大きさ
細流の環境はエサが豊富とは言えず、特に一跨ぎほどの川幅だと尺クラスは稀です。平均サイズは15cm前後、20cmを超えたら十分大型です。ただ北海道の場合、時期によってはアメマスが本流から差してくていることもあります。実際40cmに迫る個体も入っていたりするので油断は禁物です。
また秋が近づくにつれ産卵を意識した個体が本流から遡上してくる可能性も十分にあります。釣り上げるのは簡単ではないですが、思わぬ良型にお目にかかれるかもしれません。
できるだけリリースを
細流と呼ばれるような沢は規模が小さい分、ストックできる魚の数も少ないです。また人の手があまり入っていないことも多く、放流活動の影響を受けない分その水系の貴重な個性的な個体群の住処になっていることもあります。魚を釣り上げた場合、出来るだけ優しく扱いリリースしましょう(C&Rを実践するなら当然ですが)。
<小峠龍英/TSURINEWSライター>