猛暑続きの関東地方。こんな時は海パンはいて渓流へGO!釣果は3時間で6匹と渋かったものの、ひんやりスポット?で癒された一時をレポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)
渓流でカジカ釣り
今回カジカ釣りに向かったポイントは栃木県北部を流れる、那珂川水系の荒川。小規模な河川で、塩谷地区より上流ではゴロタ場が多く、カジカの好ポイントが点在しています。
水量は比較的多く、夏場は河川の両サイドに葦等、背丈が高い草が生い茂るので「初心者向け」とは言い難いのですが、シーズン中(特に後半)は良型のカジカがよく釣れ、何より環境が美しいので、筆者お気に入りの釣り場の1つです。
タックル&仕掛け
竿は90cmの釣り堀用金魚竿。穂先のみ、ハリス交換しやすいようにちょい改良しましたが、購入したままでも特に問題はありません。流れが緩いポイントであれば、道具はあまり拘わる必要はないのですが、水量があって流れが速いポイントであれば硬めの竿がいいでしょう。
仕掛け
針は今回ハゼ針5号でスタートし、型や食いによっては小さくしていく予定でしたが、途中転んで替え針を川に落としてしまい、最後までハゼ針5号で通すことになってしまいました。9月中旬以降ならポケットがたくさんついているウェーダー着用で回避できたのですが……薄着の夏は注意が必要ですね。
エサ
エサはイクラを使用。ミミズや川虫に比べてエサ持ちは悪いのですが、食いは最も安定しています。迷ったらこれを購入しましょう。
釣行アイテム
また、膝位の水深がある、やや深めのポイントでやる場合は、箱メガネや偏光サングラスがあると重宝します。
朝一に本命カジカ連チャン
ポイントには朝一のチャンスタイムをのがすまいと、早朝5時に到着。準備を済ませ、葦をかき分け、クモの巣の猛攻にあいながら入渓。
川は思っていたより水量があるものの、真夏の渓流はとても気持ちよく(まさにひんやりスポット!)、途中腰まで水に浸かる難所も苦にならず快適にポイントまで移動できました。早速消波ブロックの隙間、ゴロタ石の間を攻めていきます。
今季初ということで丁寧に探っていくと「ブルブルブルッ!」2つ目の穴で早速アタリ。難なく1匹目を確保!更に小さめの石の隙間にエサを入れると、すぐにフワァァァ~ッと白いモヤモヤ。ガジカがエサのイクラに食いついたサインを目視確認し、そ~っと抜いて2匹目!
警戒心強めで苦戦
出だしの5つの穴で3匹確保し、久々に大漁の予感が頭をよぎったのですが、そうは問屋が卸しません。ここからはシブい釣りに。穴や石の隙間を丁寧に探って、アタったら一呼吸おいてそ~っと抜く、の繰り返し。
しかし、アタっても針掛かりしないケースも多くある他、この日のパターンは一度アタると、2度目のアタックはほぼしてこないことがわかってきます。早朝、そして曇天にもかかわらず、ちょっと警戒心強めのようです。
更には途中転んでしまい、小さめの予備針(袖2号と4号)を川に落としてしまって終始やや大きめの5号ハゼ針でとおすことに。ま、ケガをしなかっただけよかったと思います。