もうだいぶん前の話になるが、大枚をはたいて自身初めての電動リールを買ったときのお話である。初心者は特にやりがちな怖い話なので、やらかす前にぜひこのエピソードを反面教師としていただきたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター濱堀秀則)
電動リールは大人のおもちゃ
これは自身初めての大人のおもちゃ「電動」を買いに行った時のお話。
そう、あれは釣り具店で、初めて電動リール(電動の大人のおもちゃ)を買った時のことである。一緒に、サオも新調して、電動リールとセットでうきうき気分であった。
イトやオモリなどもセット
早速PEラインを手巻きで巻いた。後で考えると、なんで電動リールなのに、手巻きで巻いたのかは不思議であるが、必死で「手巻き寿司~はあはあ、よっこらしょ」と、手巻きが苦にならない気分で、巻き巻きした。
電動リールは初めてなので、電動リールの扱いがわかっていないど素人である。そして、スプールいっぱいに巻き終えてから、気分が乗ったので、「よっしゃ仕掛けもセットじゃ」と、30号のオモリやハリスまでもセットしてみた。
電動スイッチ オン!
「3.2.1電動スイッチ オン!」と喋りながら、スイッチレバーを倒した。順調に、道糸のPEラインを巻き込んでいく。早いはやい。
気持ちいいくらいの早さでスプールにイトを巻き込んでいく、そして、「こりゃ楽じゃ」とニコニコした瞬間だった。
なぜかサオが曲がっていく。わけワカメ?の瞬間、巻きが一瞬止まったように見えたが、その後さらにサオがひん曲がり、バキンと大きな音とともに折れた。しかもガイドも壊れた。買った新品のサオを、1回も使わずにである。
「あーーー、こわっつ」
後日談
こんな怖い笑い話を、釣友としていると、なんと「わしもじゃ。わしも同じ失敗をしたことがある」と白状してくれた。誰でもあるんだな、こんな怖い笑い話。と妙に納得した。
今では、イト巻きは釣り具店で巻いてもらっているし、ゼロ設定で止まることが理解できているので、イト巻きの時点でサオが折れることはなくなった。
同じよな経験、皆さんもあるんとちがいますか?どうです?
<濱堀秀規/TSURINEWSライター>