沖の磯でのシーバスゲーム。普段とは違うロケーションで馴染みのマルスズキやヒラスズキを狙う。陸地から隔絶された沖の磯ではいつもとは違うヒヤリとするような体験もすることになる。今回はそんな体験を紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター檜垣修平)
沖磯でフックが指に刺さった
試行錯誤の果てにようやく手にした一匹は喜びもひとしお。この日は何時間も投げ続け諦めかけたその時に待望のヒット。サイズは大きくはなかったがなんとかキャッチできた。ルアーが魚の口についたままだったが、ルアーも一緒に写真を撮りたかったので、そのままバス待ちしようとした。
魚の口を掴んだその時、魚が暴れて横にぐるぐると回った。人差し指の第二関節あたりに鋭い痛みが走った。脳内でまさか、とは思いながら恐る恐る指を見ると、トレブルフックの一本の針がカエシまでしっかり指に刺さっていたのだ。なんとかして魚の口からルアーを外し、ルアーから刺さったトレブルフックを外した。
カエシまで刺さったハリは引っ張っても抜けない。魚の痛みを我が身で実感しながらも、ここは磯である。もちろん磯に病院はない。結果としてストリング・ヤング・テクニックで抜く事になったのだが、初めてだったこともあり非常に勇気がいる経験だった。
<檜垣修平/TSURINEWSライター>