釣り人は、結婚、就職、入学など、人生の様々なターニングポイントで釣りを辞めるか続けるかの選択をしてきたはずです。それでも長年釣りを続けている筆者が、「釣りを辞めたくなった出来事」ベスト3を、今回はご紹介します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)
第1位:失業
当たり前ですが、釣りにはお金がかかります。ルアーやロッド、リール、ガソリン代に食事代、貴族の遊びだと言われるだけはあります。それもこれも、仕事をしてこその趣味であり、遊びなのです。その元が絶たれれば、自然と辞めざる得ません。それが一時的な休止ならいいですが、新しい仕事を理由に余裕がなくなった、とか抜かして辞めて行く人を筆者はたくさん見てきました。
やはり冒頭でも書いたように釣りは人生とリンクしているのです。仕事が安定していないと辞めるというより釣りそのものができなくなるものです。しかし、仕事をすればするほど釣りの時間は減り女房子供がいれば、さらに釣りができなくなる。仕事もあって、釣りに行ける資金があってもそれが釣り人にとって幸せとは限りません。
釣りだけに人生賭ける?
いっそ、何もかも捨てて、釣りに人生を賭けた生き方をしてみたいものですが筆者にはその度胸はありません。やはり、仕事があって、家庭があって、その中でいかに釣りに集中するか?釣り人も人生にアジャストして行かなければと思います。
辞めることができないのが釣り
いかがだったでしょうか。釣りを辞めたくなる出来事はおそらくもっとあることでしょう。例えば、釣ったアジを刺身で食べたら、アニサキスに当たってもうアジ釣りなど辞めてしまおう!なんて思ったとか。海辺の自販機を前に、強風で千円札を海に寄付したとか。釣りをしていれば色々あります。それでも釣り人は釣りを辞めない。なぜでしょう?それはやはり釣りは人生だからなのです。
海に千円札を寄付してもシーバスが10匹釣れたらそれでチャラなのです。釣りはただの趣味では片付けられない、不思議な魅力があるのです。ルアーフィッシングのゲーム性、サビキ釣りの奥深さ、投釣りの爽快感楽しみは無限大です。楽しみが無限にある趣味なんて筆者は他に思い付きません。例えどんなに釣りを辞めたくなるような環境になっても結局、一生釣りは辞めないでしょう。それこそが”釣り”なんだと、筆者は思ってやまないのです。
<宮坂剛志/TSURINEWSライター>