準山上湖カテゴリーではトップクラスの魚影を誇るのが群馬県藤岡市にある三名湖だ。週末でも50kg越えはザラ。キロフィッシュも多く交じり、数・型ともに思う存分楽しめる。今回は盛期の定番釣法・宙釣りに的を絞りエサブレンド例なども交えながら釣り方メインに紹介していこう。
おすすめポイント
【桟橋】
大土手、一の入江、大手張の3本があるが、盛期は大土手桟橋の人気が高い。
【舟釣り(ロープ着けのみ)】
一、二の入江、金市田の各ワンドに2本と、新・旧石切ワンドに各1本、メーンの本湖に中央ロープと大手張ロープが架けられている。満水でしかも各ロープともしっかり張られているので、ロープを舟上に持ち上げてクラッチに引っかけるのは容易ではないなく、舟の下にロープを通して舟に備え付けのヒモで結ぶか舟止め器具などを使うといいだろう。
今回は宙釣りメインで紹介しているので、できれば本湖・ワンド問わず水深の深いエリア(極端に浅くない所)に入るべきだろう。たとえば各ワンドのロープなら中央から本湖寄り、中央・大手張ロープなら金井土手寄りを除いたエリア、桟橋なら岸寄り・岸向きを除いた釣り座などがお勧め。
釣り方
水温が極端に下がりだす時期を迎えるまで、同湖の釣りは盛期のまま推移するのが通例。つまり釣り方は宙釣りでエサは両ダンゴがメイン。
竿8~12尺、道糸0.8~1号、ハリス0.5号20―27cm、ハリ上下ともバラサ5~6号、ウキは浅ダナ用パイプトップのB5~8cm、タナは30cm~1mだが、条件次第ではカッツケも。1m前後からはじめて、様子を見ながらタナを上下させるのが安全策だろう。
エサは軽さとネバりを有し、魚に叩かれても芯残りするタイプが基本。しかし、ただ持たせるだけではエサをピンポンされやすい。芯残りすることを絶対条件に、多少表面がバラけるようにするとナジミ幅が出やすいだろう。ネバる素材を練らずに(押し練り程度)使うと、バラけながらも芯残りするタッチにもっていきやすい。