多くの釣り人が持つ「自由気ままに沖釣りを満喫したい!」という願望。これを叶えてくれるのがマイボートでの釣りです。とはいえ、ボートの種類はたくさん。そこで、今回は初めてマイボートを購入する方に向けて、種類や選び方を、誰しもが気になる運搬&保管方法を中心に解説していきます。
(アイキャッチ画像提供:株式会社ホープ)
保管方法
続けて気になる保管方法を、パターンごとに説明します。
屋内保管
インフレータブルボートは基本的に屋内保管となります。インフレータブルボートの場合、チューブの張り合わせはボンドでおこなっていることが一般的で、チューブ自体は合成ゴムやPVC生地を利用しており、紫外線を長時間浴び続けたり、高温の場所での保管は生地を痛め、ボンドの劣化を早めてしまいます。そうなると、破れやすくなったり、生地の張り合わせ部分が剥がれ、空気が漏れたりと、ボートを損傷させる大きな原因となります。
基本的には直射日光の当たらない、風通しの良い場所での保管が理想的です。また、折り畳んで長期間保管しておくと、折りジワの部分からチューブが剥がれやすくなってしまうため、可能であれば60〜70%ほど空気を入れた状態で保管しましょう。
屋外保管
FRPボートやアルミボートを屋外保管する場合はカバーは不要です。RIBボートに関しては小さく折り畳めないので、屋内保管が難しい場合は専用カバーを利用し、直射日光を避けて保管しましょう。
サイドフロートの必要性
「サイドフロートは必要か」という質問が多いですが、答えは「必要です」。海の上では天候の変化による影響を直に受けてしまい、命の危険を感じる出来事に遭遇することも稀ではありません。また、ミニボートは大きなボートと違い、非常に傾きやすい性質をもっています。重量バランスの変化による予想外の傾きなども起こり得ることを忘れないでください。そのような中で、同乗者を含む人員の命を守るのは船長の仕事となります。「安全・安心・楽しく」釣行を行なうためにも必須の装備といえるでしょう。