今日の問診票
2018年の相模湾、コマセのキハダは厳しいようですが、今期のカツオは型も良く上手い方は数も伸ばしています。コマセカツオ如何に数を伸ばすか、アドバイスよろしくお願いいたします。
魚に空気を吸わせるべし
魚を逃すもう一つのパターンは取り込みです。ビシが海面から上がっても手で取らずそのままサオ先まで上げてください。そしてハリスを掴んで手繰ります。
抵抗が強いときに強引にハリスを引っ張ると口切れやハリス切れでばらすこともあります。魚が走ったら一旦掴んだハリスを放します。そうすればサオの弾力が活かされバラシが防げます。そして再度ハリスを手繰ります。ビシをコマセ桶に置いてしまうと魚が走った際、サオの弾力が活かされず、バラすリスクが高まります。
取り込みは周りの方と協力し合いタモを使用しますが、その前にカツオの頭を水面から出し空気を吸わせることが必要です。これでカツオはおとなしくなります。タモ入れを焦る余り、そのままタモに誘導しようとすると暴れてバラシの素になります。空気を吸わせ弱らせてネットインを心がけましょう。
渋い時間帯は工夫せよ
魚の群れが廻っていなければ、無駄に餌や労力を消費しても仕方ありません。しかしこのような時は時合いとは違った考え方で釣ることも時に有効になる場合があります。
コマセはそのままビシに残しておき、船長の“廻って来たよ”のアナウンスや同船や他船の釣り人がサオを曲げたタイミングに誘いと共にコマセを振り出します。この場合はステン管で無く、放出を調整出来るプラビシが良いです。
また付け餌も房掛けにしてアピール度を高めるのも良いでしょう。感度があってもヒットしないときは、ビシを嫌がり魚が潜って走る時もあるので、カツオ釣りでもハリスを4~5mに長くするとヒットする場合があります。ただハリスが長いとそれだけフッキングや取り込みも難しくなります。
しかし渋い時間帯、何もしないよりは何か変化をつけることは釣り人の姿勢として大切な事です。またやりとりも時合いの時よりはドラグを調整して慎重にやりとりして良いと思います。渋い時間帯は、せっかくヒットした貴重な一匹を強引に巻き上げての口切れやハリス切れで逃すことは勿体ないことです。
今シーズン、相模湾のカツオは10月末、11月初旬までは狙えると思います。是非チャレンジして激うまの本カツオゲットしてください!