真夏の日差しの中でも川に入れば涼しく、川面を渡る風を感じ、野アユが掛かり目印がスパッと飛ばされれば暑さも忘れさせてくれる盛夏のアユ釣り。引きも良く食味も最高で、まさに日本の夏の風物詩といえるだろう。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・小関孝夫)
猛暑対策&便利な道具
大切なのが猛暑に対応する装備と気象状況に対する判断。猛暑日で30度を超す日も珍しくない炎天下の釣りでは涼しい川の中に立ち込んでいるとはいえ熱中症対策を万全にしよう。
強い日差しを遮る帽子やサンシェード、手の日焼けと熱くなった手でオトリを弱らせることを防ぐグローブ、クーラーボックスを持ち歩くことのできないアユ釣りではベルトや友舟に着けることができるペットボトルホルダーなども便利なアイテムだ。
そしてお勧めしたいのが「キーボックス」。最近の車はスマートキータイプ(ボタン1つで車のドアが開閉できる)が多く、水没してしまうと故障の原因となるのでキーボックスにカギを入れ、車に取り付けることでカギの紛失や水没をしないようにしている。
最近は集中豪雨に対する心構えも大切で、釣り場で雨が降っていないのに上流域で豪雨となることも珍しくないため急な増水には注意が必要。釣りをしている時に、急に川が濁りだしたり草葉が流れだした時は危険なサインと捉え、一度川から上がる判断も重要だ。
夏の限られた期間だがアユ師を熱狂させてくれるトモ釣り。安全対策を万全に最盛期のアユ釣りを楽しんでほしい。
<週刊つりニュース西部版APC・小関孝夫/TSURINEWS編>