好天に恵まれた6月下旬。イカメタルの聖地ともいえる敦賀湾でイカメタルを楽しむため、敦賀港の一美丸に乗り込んだ。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター笠野忠義)
人気の敦賀湾イカメタル
筆者の地元石川県の船宿は今の時期、予約がいっぱいでなかなか乗れない状況が続いている。福井でイカメタルは三国沖・鷹巣沖・越前沖は釣行したことがあるが、敦賀は初。
筆者も30年近く前、敦賀に住んでいた経験があるが、その時は今ほど釣りに打ち込んでいなかったため、今思うと残念である。数年後には新幹線が開通することもあって、各方面からのアクセスもよくなるだろう。
観光スポットも
敦賀には、日本三大松原である「気比の松原」や、大鳥居が有名な「気比神宮」、恋愛の神様で有名な「金ヶ崎宮」がある。敦賀に来た際はぜひ寄っていただきたいスポットである。
当日の状況
当日利用した釣り船は、敦賀みなと大橋下に停泊している一美丸。夕方17時20分 船に乗り込み、沖のポイントに向かった。釣り座はトモの真ん中。港を出て、約1時間。敦賀の隣、河野の甲楽城漁港沖のポイントに着いた。
二枚潮
通常であればパラシュートアンカーでの流しの釣りなのだが、今回は潮の状況からアンカーを下ろした。水深は約80m。無風で釣りやすい状況だったが、二枚潮で、ボトム付近の潮が速く、仕掛けが斜めに入っていく状態。周りとオマツリにならないように注意しながら仕掛けを落としていった。
スッテの号数
船長の指示は「スッテ20号から」。スッテの号数は船長の指示に従い、状況でオマツリしやすいこともあるので、仕掛けを下ろすときは周りの状況を見ながら仕掛けを下ろすこと。斜めに入りすぎると思ったら、仕掛けを回収し入れなおすか、スッテの号数を上げるなど対応をしよう。くれぐれも船長からのアナウンスに従うこと。スッテの号数は、指示のあった号数より下には下げないこと。
オマツリは協力プレイ
船に乗り込んだらみんな仲間。オマツリして不満げな表情をする前に、自分からオマツリしない工夫をして、帰港まで全員楽しい思い出を持って帰るくらいの気持ちを持とう。
当日も、あまり慣れていないような人が横についてオマツリしてしまったが、最悪の時はラインを切って、つないで・・・という場面も出てくる。せめて、ラインとラインのつなぎ方はマスターしてきていただきたいと思う。
タックルは「掛調子」と「乗せ調子」
タックルは掛調子のものと乗せ調子のものの2タックルを持ち込んだ。「どう違うの?」と思うところではあろうかと思う。簡単に言ってしまうと、ロッドの張りの違い。
掛調子はティップから微妙に張りがあり、スッテをキビキビ動かせるのが特徴。乗せ調子は掛調子と比べるとややティップが軟らかい。スッテをキビキビ動かすとなると多少なりとも難があるが、軟らかい特性がゆえに、船の揺れをティップが吸収してくれるので、仕掛けを安定させやすい。使い分けなど詳しいことは改めて解説したいと思う。
タックルデータ
ロッド:エメラルダスMX イカメタル K56ULB-S
リール:スパルタンMX IC150HL
ライン:エメラルダスデュラセンサー×8 0.6号
リグはスッテ単体
ロッド:エメラルダスAIRAGS イカメタル N65LB
リール:キャタリナ IC 100SHL
ライン:エメラルダスデュラセンサー×8 0.6号
リグはオバマリグ