現役船長が徹底解説 【2022年のイカメタルの傾向と対策とは?】

現役船長が徹底解説 【2022年のイカメタルの傾向と対策とは?】

梅雨(つゆ)、夏にかけての風物詩として定着しているのがイカメタルゲームだ。数年前までは夜釣りのイメージも強かったが、現在では昼夜問わず楽しまれるようになった。今回は、エル・クルーズの岩室船長が2022年のイカメタルゲームについて語る。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・岩室拓弥)

アバター画像 TSURINEWS編集部

ソルトルアー エギング&イカメタル

釣果を上げるコツ

まずはデイゲームとナイトゲームそれぞれの特徴をしっかり把握しておくことが大事。デイゲームの場合、イカはボトムべったりになるので、狙うのはボトムから2m上までのレンジ。ナイトゲームの場合は、中層・表層付近とその日の中でもイカのいるレンジが変わるので、どの層にイカが多いか、つまりヒットレンジを把握して釣果を伸ばしていく。

現役船長が徹底解説 【2022年のイカメタルの傾向と対策とは?】ヒットレンジを把握して釣果アップだ(提供:週刊つりニュース西部版APC・岩室拓弥)

また、状況に応じた仕掛けを選んでいくことも釣果アップには欠かせない要素のひとつ。エダスの長さが1~3cmのショートタイプ、エダスの長さが10~20cmのロングタイプ、そしてオモリグタイプの3タイプに大別されるイカメタル仕掛けだが、これらを潮の速さやイカの活性に合わせて使い分けることができれば釣果アップにつながるだろう。

そして、ヒットカラーも見つけだすことも忘れてはいけない。基本は赤&白や赤&緑などの定番カラーが安定的に釣果を伸ばしやすいが、日によっては特定のカラーにヒットが集中することも少なくない。定番カラーを基軸にカラーローテーションしながら、その日反応の良いカラーを見つけていこう。

今後の展望

今シーズンの感触から予想するに、7月半ばのタイミングではまだまだ十分に夏の風物詩を楽しめるはずだ。しかし、どの釣りでもそうだが、シーズン序盤の釣果がその年の傾向を表していることが多い。つまり、今年は劇的に釣果が飛躍的に上がることはないだろう。

ただ直近の釣果を見る限りは釣果に恵まれる日に当たることも少なくないと予想している。そうでない日も例年に比べると多少なりとも多くなる今シーズンだが、今時期にしか楽しめない風物詩を存分に堪能していただきたいと思う。

<週刊つりニュース西部版APC・岩室拓弥/TSURINEWS編>