エサ巻きスッテが大活躍
結論からいうとこの日は正直大苦戦。最終釣果はムギイカ12杯だ。明るいうちの1投目にアタリがあり、今日はよさげではないかと少し期待したが、その後、しばらくアタリなく、日が落ちてからも、ポツポツと1杯ずつの拾い釣り。多点掛けは1回だけで、それも多点掛けといっても2杯だけ。
昨シーズン活躍してくれたスッテはなぜかほぼ不発。かわりに活躍してくれたのは胴突き仕掛けの最下段にセットしたエサ巻きスッテ。エサは鳥のササミを塩漬けしたもの。全12杯中11杯はこのエサ巻きスッテにヒットしたものだった。
型は良型揃い
ただ、数的には渋かったものの、シーズン最終盤のせいかサイズは良型揃いですべて套長20cm以上のグッドサイズばかりだ。そのため、12杯だけとはいえ総重量は5kgオーバーにもなった。「もうムギじゃなくてスルメのサイズだ」とは大船長。
夜10時過ぎに納竿。船は能生漁港へと舵を切った。週末アングラーの筆者にとっては次回上越でムギイカ釣りに挑戦できるのは約1年後になるだろう。今シーズン最初で最後の釣行で手中にした貴重なムギイカをしっかり味わいたいと思う。
<宮崎逝之介/TSURINEWSライター>