以前から気になっていた「外房の船キス釣り」に初挑戦してきました。雷雲の接近にて50分の早上がりになったにもかかわらず、ジャンボサイズ7割含む106匹を確保した釣行をレポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)
外房で船シロギス釣り
毎年、6月末ごろから8月末までの期間限定で出船する飯岡名物・真夏のターゲット。魅力は何といってもサイズがいいことと、数釣りも同時に楽しめること。
束釣りは当たり前で、慣れた人は2束以上、なんていう釣果は影をひそめてしまった近年なのですが、それでも今期はトップ100以上が連日続いているという情報をキャッチ。今回挑戦してみることに。
タックル&仕掛け
オモリ20号を背負えるサオにPEライン0.8~1号を巻いたスピニングリールまたは両軸リール。お気づきかと思いますが、タックルについては東京湾仕様と何らかわりはありません。
特記すべきは仕掛けで、船宿で売っていた仕掛けはハリ9号のもの。東京湾が主戦場の、筆者の道具箱には7~8号バリばかりが入っていたので、今回は迷わず購入することにしました。
エサとその量
エサについては使い放題ではなく、事前に船宿で購入するか自前で準備するシステム。筆者は船宿にてジャリメを2パック購入(500円×2)したのですが、結果的に足りないかも?といった印象。ザックリですが、ジャリメ1パックがシロギス40匹にかわってくれることを想定し、準備するといいかと思います。
因みにおかみさんの話では、2本ザオでやられる方は4パック購入していくとのことでした。
ポイントは港のすぐ近く
3時半に集合して釣り座の番号札(マグネット)を取り、受付済ませ、氷を頂いて船に乗り込む。先にヒラメ船が出ていき、その後のんびりとシロギス船が出港。船は特にとばすわけでもなく、ゆっくりポイントに向かいます。やがて約20分走った所で船はスローダウン。飯岡港、刑部岬が間近に見える、水深10mポイントにて第1投となりました。
朝方は高活性
船長の合図で仕掛けを投入し、着底後2回ほど「仕掛けの長さ分」の誘いを入れてみる。すると「ブルブルッ」と、早速小気味よいシロギスのアタリ!サオ先を目線まで上げる、いわゆる「聞きアワセ」にてハリ掛かりしていることを確認すると、そこそこの重量感。「これが飯岡サイズなのかな~」なんて考えながらリールを巻き、無事1匹目を確保!思惑通り、目測17~8cmの「飯岡サイズ」でした。
その後も立て続けに良型中心に釣れ、時にはダブルも交えながら数を重ねていきます。ただし、活性が高いとはいえ誘いを入れるか入れないかで食いの違いは顕著に表れ、置きザオにしているとなかなかアタりません。日にもよると思うのですが、やはりしっかり数をのばすためには誘いやちょい投げといった小技は有効だと実感しました。
エサ切れ間近で納竿
高活性は8時頃まで続き、その後中弛みタイム。シロギスの数は40を超え、まだ時間は半分以上残されているにもかかわらず2パックのエサのうち1パックを使い切ってしまっていたことから、「後半戦はこのままポツポツでいいかな」なんて思うも、中弛みタイムは30分と続かず。シロギス達はまたやる気満々になってきました。
仕方ないのでボロボロになった中古のエサも駆使しながら釣りを続けていき、「なくなったら終わりにしよう」って自分の中で決めごとを作って釣りを続けていきます。
やがて終了時刻11時半の1時間前、船長より「雷雲が迫っているのでこの流しで終わります」とのアナウンス。残されたジャリメは小型4匹でした。