私のフィールドは瀬戸内海東端の播磨灘、ひとり気ままなボート釣りのシーンで失敗から学んだ播磨灘ノウハウです。今回は、ジギングのアシストフックにアシストラインを結びます。その簡単手軽で強度のあるもので、お試しください。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター丸山明)
アシストフック自作のメリット
サビキ仕掛けなど以外は、ほぼ自作です。コストダウンと同時に、仕掛けを自作すると楽しい釣りにつながり、釣れればうれしさ倍増です。
アシストフック自作のメリットのひとつ、コストダウンは、30-40%OFFくらいでしょう。これだけが目的だと製作時間を考えれば迷いますが、フックの大きさ、軸の太さ等の選択と、アシストラインの長さを好みにできる点は、間違いないメリットで、仕掛けを作るところから釣りが始まり、好みの仕掛けを作っています。
内掛け結びでOK
これまでナイロンの複合素材糸でハリとコシのあるラインを使用して、外掛け結びに瞬間接着剤と熱収縮チューブというハードなものを作っていました。手間がかかりますが、信頼できる強度でした。
紹介する内掛け3回結びは、最初はこれで強度あるの?と思う「ヤワ」な印象でした。しかし、目から鱗で、強度もあり手軽に結べるので、これはかなりGOODです。プロがこの結び方をしているのを見て始めましたが、古くからある定番の内掛け結びです。
強度は大丈夫?
巻き付け回数が3回とあまりにも少ないようですが、これは、引きでラインが自らがさらに締めこんでいく構造で、それが3回がベストのようで、5回だとすっぽ抜けしそうでした。
強度は本当なのかと、引っ張りテストをしました。105lbと150lbの2本のラインをフックに結び、フックをシャックルにかけて、アシストラインをロープに結び、怖いので離れて引っ張ると、画像のようにどちらもフックが伸びました。私の実釣では、ここまでのことはないですから、十二分の結束力が確認できました。
用意するもの
使うアイテムは一般的なものです。プライヤーは最後の締め込みに必須で、ピンセットはあるとかなり便利で、指先を助けてくれます
結び方
古くから定番の内掛け結びを始めます。まず軸の内側に沿って輪っかを作ります。
作った輪っかの中に、3回ほど巻き付けます。
3回巻き付けた後、アシストラインの両端を持って締めます。仮締めです。
さらに、フック側の端をプライヤーでつかみ、ラインの両端、フックのたたきをプライヤーでつかみラインとフック、としっかり本締め、すると、こんなに結び目が締め込まれます。この本締めが一番重要です。最後に端っこをライターでコブを作ります。アシストラインは、必ずフックの内側です。
アシストラインのもう片方も同様に内掛け結びをします。フックを両端に結んだら、フック2本をプライヤーやハサミに掛けて引っ張り、結び目を最終チェックします。
そして、ラインに輪っか作ってソリッドリングを通しますが、中央ならば均等、偏ると段差と好みです。これで完成です。