2022年のアユのトモ釣りシーズンが開幕。和歌山県では5月1日に解禁した河川もあり、6月中には中部河川ではほぼ解禁され、熱くて暑い盛夏のトモ釣りシーズン突入だ。そこで今回は盛夏のハイシーズンのトモ釣りでいかに野アユを掛けていくか、より数を釣るにはどうしたら良いかを、私なりに解説させていただきたい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 武田英敏)
仕掛けの使い分け
複合メタルを使っているポイントでナイロンライン、フロロカーボンラインに変更するだけでも変化があり、オトリアユの泳ぎが変わって、掛からなかったアユが掛かることもある。
仕掛け図には完全仕掛け、イカリパックを掲載してあるが、もちろん仕掛けも自分で作成し、ハリも同じ号数でもハリハリスの号数を変えたり、ナイロンライン、フロロカーボンラインのハリハリスを使い分けたりもしている。
あの手この手で釣果を伸ばそう
釣りは面倒なことをして、「たられば」をなくせば必ず釣果は上がる。私自身も釣り始めて2時間とコンスタントに掛かっているときは、神経を集中させていろいろなことを実施できる。だが時間がたつにつれて体力的にも疲れてくると「1匹掛かってから」と、思ってしまう釣り師の悪いところが出てしまう。
教訓は「5分掛からなければ何かを変える」が大事だと思う。
盛夏の河川選択は、天然遡上のある河川に釣行しよう。そして事前に情報収集することも釣果に比例する。
最後に最近は釣り以外のモラルとして、アユ疾病蔓延防止(冷水病対策)についても注意が必要だ。まず釣ったアユ、オトリアユは必ず持ち帰る。他の河川でオトリアユとして購入したアユ、他の河川で釣ったアユはオトリアユとして持ち込まない。使用後の釣り道具は、十分に乾燥消毒すること。
それでは盛夏のアユのトモ釣りを安全に楽しんでいただきたい。
<週刊つりニュース中部版 武田英敏/TSURINEWS編>