季節はいよいよ初夏に入りました!少々雑な釣りでも、釣果が上げられる季節到来です。よく言えば初心者の方々でも釣りやすい季節と言えるでしょう!しかしできるだけ多くの釣果を手にしたい中辻であるため、1匹でも多く釣るコツを紹介します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター中辻久範)
タカハヤ実釣スタート
令和4年5月30日午前11時50分より、和歌山県伊都郡かつらぎ町東谷付近を流れる穴伏川に、タカハヤ狙い一本で釣行しました。この河川、上流に行けば行くほどタカハヤの宝庫です。かつらぎ町デマンドタクシーを堀畑停留所で下車し、眼鏡から度付き偏光グラスに付け替え、点在するポイントを観察していきます。
5ポイントほど有力ポイントがあるうち、1番群れが多かった、緩い流れがあり岩と岩との隙間(穴)がある落ち込みのポイントを選びました。
仕掛け
使用仕掛けはSZM岩清水カーボン製渓流竿3.6mにミチイト0.8号、シモリ目印、ガン玉4号、ハリス0.4号、金袖バリ2号のミャク釣り仕掛けにエサは魚肉ソーセージ1本としました。
タカハヤ入れ食いを堪能
落ち込みの激流より流れが緩やかになる、瀬の終了部に集中して仕掛けを投入します。実際1投目を投げて5秒もしないうちに目印にアタリが出ます。7cmのタカハヤが手中に収まりました。
2分毎に1匹の間隔でまさに入れ食い状態です。エサは大きくつける必要はありません。ご飯粒ぐらいに付いていれば魚が勝手に食ってくれるという感じです。多バリ仕掛けも必要ありません。1本バリ仕掛けで丁寧に釣り上げることが一番効率がいいと言えるでしょう!
それともう一つ効率よく釣果を出したかったことに理由があります。山の麓に降るデマンドタクシーの最終便が午後1時50分発車と、長くても2時間しか釣行できません。2時間以内である程度の釣果を叩き出さねばならないんです。
この2時間はひたすら集中しましたよ。集中しすぎて帰りのタクシーの中でぐったりしてました(苦笑)。でも考えようによっては、この2時間ぐらいの釣行がちょうどいいのです。いかな警戒心の弱いタカハヤでも、スレはあります。入れ食いの巣を見つけたからといって半日も同じポイントで粘っていれば、ポイントは潰れてしまいます。いわゆるポイント休めも、長くポイントを維持したければ重要になってきます。
最終釣果
午前11時50分から午後1時40分の2時間で、平均サイズ7cmのタカハヤ42匹、カワムツ2匹の計44匹でした。数釣りに徹しましたが、正直この釣り方はしんどいですね。しばらくはフリー釣行なんで、ゆっくりまったり釣ることにします。そしてしばらく穴伏川はポイント休めをすることにしましょう(笑)。
<中辻久範/TSURINEWSライター>
穴伏川