伊藤さとしのプライムフィッシング【両ダンゴの宙釣り・管理編:第3回】

伊藤さとしのプライムフィッシング【両ダンゴの宙釣り・管理編:第3回】

伊藤さとしのプライムフィッシング。テーマは「両ダンゴの宙釣り・管理編」。今回は自分のハリ付けに合ったエサや仕掛けの重要性についての続きです。

(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース伊藤さとし)

TSURINEWS編集部

淡水の釣り ヘラブナ釣り

開く基エサを作る

さあ1週間待ちに待ちました(笑)。早く正解を教えてくださいよ。

伊藤 さとし

「あれ?どこまで話したっけ?」

 

記者のハリ付けとエサが合ってないって……。

伊藤 さとし

「そうだったね。ゴメンゴメン。復習すると記者さんのハリ付けは、どちらかと言えばていねいなほう。ところが触りが出ない。そこでエサを軟らかくする。すると途端にエサが持たなくなるだったよね」

 

はい。そうです。

伊藤 さとし

「と言うことはだよ、根本的な問題は軟らかくする前のエサで触りがでない点だよね。だって触りなりアタリが出れば軟らかくなんかしてないのだから」

 

はい。そうなんです。

伊藤 さとし

「であればもう少し開く基エサを作ってみたらどう?またはもっと仕掛けをゆっくり落下させるとか」

 

伊藤さとしのプライムフィッシング【両ダンゴの宙釣り・管理編:第3回】ここからの触りが重要だ(提供:週刊へらニュース伊藤さとし)

持たないと言っているのにエサを開かせるのですか?

伊藤 さとし

「いやいや、そこじゃなくて問題はウキの動きでしょ。ボクが思うに記者さんのエサは、そもそもが持ち過ぎなんだと思うよ。エサがしっかりし過ぎているとか、ウキの浮力が強すぎるとか、ハリスが短いとか。あとはハリが大き過ぎるってのもあるかな」

 

だから触りが出ないということですか?

伊藤 さとし

「断定はできないけどこのいずれか、もしくは複数の要因で、作ったエサの開きが悪い。さらに言うならハリ付けがていねいだから、余計にエサが持ってしまう=開きが足りないってことかな」

 

仕掛けで開かせよう

うーん……いまいちよく理解できません。

伊藤 さとし

「ではこうはどう?エサって重いエサを軽く使うこともできるし、その逆もある。またネバるエサをハリ付けや仕掛けとかで開かせることもできるし、またその逆で開くエサを仕掛けとハリ付けで強制的に入れ込むなんてこともできる」

 

かなりの高等テクニックですね。

伊藤 さとし

「そんなことはない。実は気づかないうちに、みんなが自然にやっていることだと思うよ」

 

ちなみに伊藤さんは?

伊藤 さとし

「ボクの場合はどちらかと言えば開くエサをウキとか仕掛けで入れていくタイプかな。でもその逆のほうが反応がいい時もある。そういう時はネバるエサを作って、それをウキなりハリスなりハリの大きさや重さで開くように仕向けるかな」

 

伊藤さとしのプライムフィッシング【両ダンゴの宙釣り・管理編:第3回】ハリスの長さで開かせる(提供:週刊へらニュース伊藤さとし)

なるほど。つまり私の場合はハリ付けにしろ仕掛けにしろ、エサが開かない方向だった。だから反応が悪い。ゆえに対策としてはエサのブレンドをもう少し開くタイプにしたほうがいいってことですね。

伊藤 さとし

「そういうこと。あとは、もし今のままのエサを使うなら、もう少し仕掛け全体を軽くするとかもいいかもね」

 

確かに、ウキはかなり大きいかも(笑)。

伊藤 さとし

「管理釣り場の場合、寄せるうんぬんよりも反応=触り。これに尽きると思うんだよね。反応がいいってことは=魚も寄せられているってことだしね」

 

「ピンポン状態」とは

でも一つ疑問なんですが、どうして持ち気味なのに軟らかくすると持たなくなってしまうのでしょうか?

伊藤 さとし

「一気に軟らかくし過ぎてるとか、食わせようとして無意識にハリ付けが小さくなってるとか。覚えがない?」

 

そう言われれば、手水をドバッと足していたかもしれません。

伊藤 さとし

「あとはネバり過ぎてピンポン状態になってるとかも考えられるかな」

 

伊藤さとしのプライムフィッシング【両ダンゴの宙釣り・管理編:第3回】ハリスの長さとエサの組み合わせ(作図:週刊へらニュース伊藤さとし)

ピンポン?何ですかそれって?

伊藤 さとし

「開きが悪いと食い気のない魚までもタナ付近まで呼び込んでしまい、かえってエサがナジませにくくなる現象のことを言うんだよね。そういう感じになったことはないかな?」

 

あります!練ってるのに持たないことが。しかもそういう時は決まってウキが激しく上下しています。

伊藤 さとし

「食い気のある魚ならそれをひったくって食ってしまうけど、食い気がないとただナジミをジャマするだけになっちゃうことがあるんだよね。だから食いが悪い時ほど、開きって重要になるってこと。大事なことだから覚えておくといいよ」

 

次回も「両ダンゴの宙釣り・管理池編」です。

<週刊へらニュース伊藤さとし/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
加須吉沼
TEL=0480(61)0899
この記事は『週刊へらニュース』2022年6月17日号に掲載された記事を再編集したものになります。

緊急事態宣言は解除されましたが、外出については行政の最新情報を確認いただき、マスクの着用と3密を避けるよう心がけて下さい。一日も早く、全ての釣り場・船宿に釣り人の笑顔が戻ってくることを、心からお祈りしております。