最近様々なニュースでよく目にする「イシナギ」という魚。一部の地域で非常に人気のある食用魚なのですが、その味はちょっと「魚離れ」しています。
(アイキャッチ画像提供:あきお)
肝臓には注意
なおオオクチイシナギの腹部からは、非常に大きくトロッとして美味しそうな肝臓がとれます。しかしここにはビタミンAを非常に大量に含んでおり、食べると「ビタミンA過剰症」となり、頭痛や皮膚の剥離など危険な症状が出ることがあるので、決して食べてはいけません。
食品衛生法により販売が禁止されているため店頭で出会うことはないはずですが、自分で釣ったものを食べる際に中毒事故が発生することがあるようなので、大物釣り師の皆様は是非ご注意いただければと思います。
<脇本 哲朗/サカナ研究所>