釣りの幅が増えるほど、一回の釣行に持っていきたいタックルの数が増えてくる。しかしどんな釣りも、欲張ると虻蜂取らずである。今回は一釣行のタックル数の上限を考えたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
禁断の3本持ちは辛い
誰もがやってみることではないかと思うが、タックルの3本持ちは辛い。
ショアのバスプロでもタックルは2本にした方がいいと言う。同じ釣り物狙いでも2本までが取り回しの限界数のように、何か釣りというものは決まっているのだ。私も何度か海でアレコレやるために3本持ちをしているが、これまでいい思いをしたことは一度もない。
特に足場の悪い場所などは地獄で、消波ブロック沿いなどでは、釣竿3本持って歩くことは端的に愚である。まず自分がケガをする、そして道具が破損する。釣り人のサガみたいなもので、危険があると自分よりもまず釣具をかばおうとするのだが、そうすると結局どっちもダメになる最悪の結果を招く。海上のマルチタスクは危険すぎる。
「1つのロッドで釣り物2つまで」
これが基本で、「限定的にツータックルまで可」というところだ。
<井上海生/TSURINEWSライター>