メバリングの仕掛け＆釣り方解説【ジグ・プラグ・フロート】

ライトゲームの定番「メバリング」。メバルは居着く場所が特定しやすく、初心者でも釣果をあげやすいルアーフィッシングです。今回はそんなメバリングのジグ単（ワーム）・プラグ・フロート仕掛けの特徴や釣り方などを解説していきます。

（アイキャッチ画像提供：週刊つりニュース中部版山本憲史）

TSURINEWS編集部

2022年5月12日

ショアソルトルアー

メバリングのフロート仕掛け（フロートリグ）

遠投が必要なフィールドではジグ単＋フロートを使ったフロートリグも有効です。メバリングでは人が狙っていないポイントにルアーを通すということが大きなメリットになり得るので、積極的に使っていきましょう。

また、フロートにはフローティングタイプと沈むシンキングタイプがあり、表層を狙うか、レンジを入れて釣りたいかによって使い分けします。

フロートリグでゲットしたメバル（提供：週刊つりニュース中部版山本憲史）

タックルとフロートの重さ

使うフロートの重さによってそれに対応した硬さのロッドが必要になります。フロートの重さは2g程度のものから20g程度まで幅広く、重いフロートほど遠投力は高くなります。

サーフメバリングなどしっかりと遠投する必要があるポイントなら10g以上は欲しいところ。その場合、対応ルアーウェイトも大きい、硬さML以上、長さ8ft前後の専用タックルが最適です。リールも遠投できるよう2500番～3000番などやや大きい番手を付けましょう。

また、軽いフロートで少し飛距離を伸ばしたいというような場合なら、対応ルアーウェイトの範囲内のジグ単用タックルやプラグ用のタックルなども流用が可能となります。

フロート仕掛けのライン

ラインは遠投が効き、強度の高いPEラインが最適。ライン号数については10g程度のフロートを扱うなら、PE0.6号ぐらいが目安です。

リーダーの付け方は各フロートのシステムによっても変わるので後述しますが、素材はフロロカーボンライン3～6lb（0.8～1.5号）を根の多さなども考慮して選びます。長さは60cm～150cmほどで、釣り場の特徴や魚の活性に応じて使い分けしましょう。

リーダーの結び方は重いフロートの負荷が掛かるので、FGノットなどの強度の高いノットで結びましょう。

フロートリグの種類と仕掛けの組み方

フロートにも様々な種類があり、仕掛けの組み方も変わります。主な種類としてはリーダーの端糸をあえて切らずにそこへ結ぶものや、中通しタイプのもの、リーダーにワンタッチで付け外しできるタイプなど様々です。

中通しと端糸タイプのフロート仕掛け図（提供：TSURINEWSライター檜垣修平）

タイプ別の特徴を簡単に説明すると、リーダーの端糸に結ぶタイプはフロートを先行して飛ぶ形状なので最も遠投が効きやすく、ラインとジグが直線上になるので感度もいいのがメリット。ただ、仕掛けを組むにはリーダーを結束し直す必要があるので手間がかかり、基本的には専用タックルが必要になります。

中通しタイプは、メインラインに中間リーダーを結んでフロートを通したら、サルカンなどを介してリーダーを60cm～1m程度付け、ジグヘッドを結びます。その場で仕掛けを組むこともできるので、他のリグとの流用ができます。飛距離もでることや、定点で縦にジグを落としながら誘うといった使い方ができるのもメリットです。

ワンタッチタイプはリーダーに付けるだけなので他のリグとの流用がやりやすく、仕掛けを組むのも簡単なのが大きなメリット。ただ、飛距離は出づらいのが特徴です。

このあたりは一長一短なので使うタックルや、どの程度遠投が必要かなど状況に応じて選んでみましょう。