磯のルアー釣りで人気のヒラスズキ。波打ち際で豪快にサオを振ることから、初心者にはハードルが高い。そこで今回は堤防から手軽に狙える「ヒラセイゴ(ヒラスズキの若魚)釣りのキホンとステップアップ方」を紹介する。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松田正記)
ヒラスズキ
ヒラスズキとは名前の通り、スズキを平たくした魚。スズキは出世魚として知られ、30cm前後をセイゴ、40~60cmがフッコ、70~80cm超えをスズキと呼ぶ。
しかし、ヒラスズキは成魚でも60~70cmとスズキよりもやや小ぶり。そのためか、30~40cmをヒラセイゴ、50cmを超えでヒラスズキと言う(地方によって異なる)。
釣りシーズン
釣期は初夏と初冬で、夜はちょっと肌寒い季節。このころはイワシゴなどの小魚の群れが堤防に居着くことが多く、これを追ってヒラセイゴが寄ってくる。
小魚は夜の外灯下に集まりやすく、水面でピシャピシャッと跳ねる音がすれば釣れごろサインだ。
釣り具(サオ・リール)と仕掛け
使用するサオは磯ザオ1.5号の4.5mほどで、これに小型スピニングリールをセットする。釣り具店にある安価な波止ザオのセットものでも十分に対応できる。
仕掛けとエサ
仕掛けは電気ウキを使った1本釣りで、エサはアオムシの1匹掛け。アオムシは1人30gほど用意し、ハリに刺す際に便利な滑り止めパウダーをまぶしておく。
ヒラスズキ釣りのキホン
では、キホンの釣り方を紹介しよう。
狙い目
狙い目は夜。日中はあまり釣果が望めないことから、ナイターがメインになる。日没から宵の口か、夜明け前から日の出まで。いずれも満潮と重なるタイミングだと釣れる確率も高い。
攻め方
攻め方は仕掛け(ウキ)をちょい投げし、リールをゆっくり巻いてくる誘い釣り。誘いを入れることで、エサが海中でゆらゆらと揺れ、ターゲットにアピールできる。
アタリと取り込み
アタリは電気ウキを横に引っ張っていくパターンが多い。ここで間髪を入れずにアワセを入れる。あとはリールをゆっくり巻いて寄せ、そっと抜き上げる。