水温上昇タイミングで、春イカ狙いの陸っぱりエギングに出かけた筆者。ところが、ポイントには秋イカサイズの小イカの姿が……。子イカを避けて、狙い通り春サイズのアオリイカをキャッチした釣行をお届け。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター野口昭伸)
春イカ探しのエギング釣行
数日前からどうしてもアナゴ天が食べたい衝動に駆られていた私は、夜釣りに行く予定で準備を進めていた。しかし連日の快晴、日中の天気もよく、暖かい日が増えてきたのを感じて心がわりし、急遽デイエギングに変更したのは当日の朝だった。
場所は最寄りの芦北方面で考えていたのだが、気象庁の海水温マップを見ると、八代海は14℃とイカにとってはまだまだ低水温。天草下島付近ならば水温16℃ほどだったのでなんとか戦える?と思い、天草へ向け出発したのだった。
当日の状況
日中は西~北風2m以内で、日差しもあり心地いい。というか運転中は車の窓越しの日差しが肌を刺し、ジリジリと焼ける感覚すらある。今日の満潮は11時40分。到着時間的に下げ潮狙いになる。釣りづらい潮位になるまではイカの名所、通詞島からランガンすることにした。
使用タックル
タックルは、Mebius 86M、17セフィアCI4+ C3000SDHHG、PEライン0.8号、リーダー2号のセッティングで挑んだ。
シャローで小イカが反応
通詞島には11時50分頃到着。海はエメラルドグリーンで海底が見えるほどクリア。3~5cmほどのトウゴロウイワシが浅場に群れている。一部、フクロノリとアオサなどの海藻も群生していて、いかにも春っぽい。
最初はダートマスターケイムラオレンジピンク3.0号でシャローエリアを軽く探る。フォールで既に3杯ほどが反応してきた!しかし秋イカサイズだったので抱かせないように一旦回避する。3.0号では小さいか?と思い、エギ王Kスーパーシャロームラムラチェリー3.5号へ変更。シャローエリアには先ほどの小イカが居るためその先にあるブレイクラインから探ることに。
秋サイズのアオリがヒット
エギをかえ最初のフォール中にアタリが出て乗る!がしかし、巻くほど重みが無くなっていく。「小イカかぁ…」。そうして浮いてきたのは避けていたはずの秋イカサイズ。
リリース後一旦堤防に登り海底地形を確認してみる。分かったのは「シャローエリアは大きなストラクチャーもないし、そもそも秋イカサイズしか居ない」こと。こうなれば「少し沖に見える、船道でえぐれているところまで流してみよう」プランに変更だ!