シロギス投げ釣り攻略!タックル〜投げ方〜釣り方【キホン徹底解説】

シロギス投げ釣り攻略!タックル〜投げ方〜釣り方【キホン徹底解説】

暑い季節がやってきた。夏に入ると休日を家で過ごすよりは、季節を感じ取れる場所に出向いて、リフレッシュする人も多いのではと思う。そんななか、やはり人の出が多い場所と言えば解放感がある海辺ではないだろうか。海水浴を楽しむ人や、グループや家族と浜辺でバーベキューをしたり釣りをしたりと、にぎやかで活気のある場所だ。今回夏の海を楽しむための提案として、見ても美しく食べてもおいしく、そしてびっくりするほどの引きを楽しませてくれるシロギスの投げ釣りを紹介したいと思う。

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海釣り 投釣り

キスの習性

夏のキスは活動範囲が広く、エサを求めて活発に行動する。

早朝はエサが豊富な波打ち際に近い所まで近付いてエサを捕食し、日中は水深のある所、波気のある場所、潮が当たる場所、潮の流れのある所、小さな川の流れ込み、カルバートや消波ブロック周辺、河口周辺など、プランクトンが多く発生するような場所に移動する。

シロギス投げ釣り攻略!タックル〜投げ方〜釣り方【キホン徹底解説】習性を狙って釣りあげよう

キャスティング

キャスティングはいろいろなスタイルがある。ポイントを外すと極端に釣果が落ちるので、ポイントを的確に攻めることができる投げ方がベストだ。

シロギス投げ釣り攻略!タックル〜投げ方〜釣り方【キホン徹底解説】オーバースロー例

コントロールを意識したキャスティングは、オーバースロー、スリークオーター、V字などがある

その他、超遠投をするための回転投法がある。この投法はベテランキャスター向けなので、一般的なキス釣りにはそれほど重要な投法ではない。自己流でまねをしてキャストすると思わぬ事故につながるので、ベテランキャスターから手ほどきを受けるのがいい。

人よりも遠くに飛ばすことではなく、キスが釣れる場所、キスが釣れた場所に的確に仕掛けと運ぶことが大事だ。

このことからキャスティング方法としては、コントロール重視の、オーバースロー、スリークオーター、Ⅴ字投法がお勧めだ。

釣り方

キス釣りの魅力の1つに、キスのダイナミックなアタリがある。

魚は細くひ弱に見えるが、実際に体験するとその意外な引きの強さに驚かされる。近い距離でキスがアタックしてきたとき、サオを持っていくような強い引きを感じるので、経験の少ない人は慌てて反射的に、ついサオを引き寄せてしまう。

慌てずサオをそのまま持っていれば、キスの方から勝手にハリに掛かってくれるので、あおるような動作は特に必要ない。向こうアワセで釣る釣り方だ。

心がけておいてほしいことは最初の1~2投はアタリが出なくても、ゆっくり探りを繰り返しできるだけ波打ち際近くまで探ってみること。

特に波打ち際近くに少し水深があるような海岸では、極端な場合仕掛けのオモリが波打ち際に見える所でアタってくることがある。慣れていないと波打ち際に魚はいないと先入観を持ち、探ることをしない。ところが実際はいるのだ。

当然足元に近い所を探る場合は、波打ち際から少し離れて探るのが基本であり、夢中になって波打ち際まで近づかないことだ。

シロギス投げ釣り攻略!タックル〜投げ方〜釣り方【キホン徹底解説】波打ち際から少し離れるのが釣果アップできる。

またキスは足で釣れと言うように、同じ場所で構えていてもなかなか釣果を伸ばせない。

サーフからのキスの釣り方の基本は引き釣りだ。仕掛けを投入したら、魚がくるのを待つのではなく、誘いをかけエサを食わせる釣り方だ。

おすすめの釣り方

仕掛け投入後、すぐに探りを開始せず、魚がいるか少し待つことがある。キスも警戒心があるので、エサが落ち着いてから食いに来ることがあるからだ。

探り方は、サオでサビく方法とリールでサビく方法を使う。キスの居場所を早く探したいときはサオサビキを行い、キスの魚影が濃いときはリールサビキを行う。

シロギス投げ釣り攻略!タックル〜投げ方〜釣り方【キホン徹底解説】サオサビキとリールサビキをうまく使おう。

できるだけ海の中で仕掛けを伸ばしておくこと、仕掛けが絡みを防止できる。

サビく速さは一概に言えないが、食いが渋いときは少し遅く、活性が高く魚影が濃いときは少し速めにサビく方がいい。連掛けを目指してキスが1匹掛かると、当然連掛けを狙ってハリの数分だけキスを掛けたくなる。この時気を付けることは仕掛け絡みだ。

仕掛けの絡みに注意

キスは活性が高いと、1匹のキスが複数のエサをくわえ、暴れることで仕掛けが絡むことが多いからだ。

仕掛けを絡みにくくするには、キスが掛かった後は探りの速さを遅くしても止めないことだ。そうすることである程度1匹のキスが複数のエサをくわえるのを阻止できる。また、ミチイトの張りを緩めないことも大事だ。ミチイトを緩めると、ハリ掛かりしたキスが外れることがあるからだ。

この2点に気をつけて釣れば、いい釣果が得られるのではと思う。

最初の1匹が掛かったら多点掛けを狙い、気を抜かず慌てずゆっくりと探り続けよう。

慣れた人は掛かったキスの数が大方分かる。
キスは最初のアタリが一番強いので、その点に注力して探りながらカウントするのも面白い。

ハリ数分だけアタリを感じたら早く巻き取る必要はないが、ミチイトが緩まないように一定の速度で巻き上げよう。いい日に当たれば100匹近い釣果も可能だ。

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