ヘラブナ釣り上達への道しるべ【豊英湖本湖で地ベラを狙おう①】

ヘラブナ釣り上達への道しるべ【豊英湖本湖で地ベラを狙おう①】

今回からのテーマは「豊英湖の本湖で地ベラを狙おう」。千葉県君津市にある豊英湖は大きく分けると川筋と本湖方面になる。前者は魚影が濃く、例会などで上位入賞者が続出するエリア。一方の本湖は数は出ないが、釣れれば良型地ベラの可能性が高い。今回はその後者を戸張が地ベラ狙いで挑戦する。ポイント選定のコツや釣り方など、戸張が知っている範囲でガイドしてくれる。第1回は7月末に行った実釣編。出舟から舟着けまでだ。

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淡水の釣り ヘラブナ釣り

豊英湖の移り変わり

千葉県君津市にある豊英湖は、以前と比べてかなり様変わりした。まずはヘラ釣りの客が極端に減ったこと。

とくに平日は、例会が中心となり遊び釣りの姿はあまり見かけなくなってしまった。

ヘラブナ釣り上達への道しるべ【豊英湖本湖で地ベラを狙おう①】

かわって台頭してきたのがブラックバス釣りだが、これは豊英湖のみならず下流にある三島湖や戸面原ダム(いわゆる房総三湖)でも同じことが言える。ヘラ釣り客がゼロのような平日でも、バスアングラーの姿はちらほら見かける。

豊英湖について戸張に解説してもらった。

戸張が語る豊英湖の攻め方

戸張 誠

「何だかんだ言っても客が来てくれなければ舟宿の商売は成り立たないですから、バス釣りにも舟を貸し出すようになったのは自然の流れでしょう。
それよりもヘラ釣り人の減少が問題なわけですが、これはいかんともし難いですよね。
いい釣り場なのでしょうが、抱えている問題がフィールドではなく、釣り人の高齢化やヘラ釣り人口の減少なのですから、これは房総三湖以外にも当てはまることです。

 

いい釣り場だと言われましたが、豊英湖は確かにいい釣り場ですよね。地形変化に富んでますし、何より釣れる!

戸張 誠

「はい。とくに川筋方面は放流ベラが活発にエサを追ってますし、それに触発されて良型地ベラも交ってきます。例会などでは大釣りも記録されているようですし。」

 

ですが今回のテーマは本湖です。なぜ本湖を選択されたのですか?

戸張 誠

「ときにビックリするような大型が釣れるのが魅力だからです。
同じ千葉の亀山湖ほどとは言いませんが、それに近いサイズもまれに出ていますから。」

 

良型狙いとなると釣り方うんぬんもそうですが、ポイント選択がかなりのウエイトを占める感じでしょうか?

戸張 誠

「そういうことになります。あの広い本湖から魚がいる場所を見つけて、さらに気難しい大型を釣り上げる。
難易度的にはかなり高いですが、釣れればハマるでしょう。
ただし例会には向きません。
とくに総重量勝負の釣りなら素直に釣れているエリア、この場合はおもに川筋になるでしょうが、そちら方面に向かったほうが無難です。」

 

では、いよいよ出舟です。向かうはもちろん本湖(桟橋から下流方向)ですね。

戸張 誠

「はい。モジリを探しながらのんびり舟を漕いでいきましょう。」

 

次のページでいよいよ出船!