キスはこの時期、海水温を考えると和歌山だと御坊以南が狙いやすいと思う。さらに確実に釣果を見たいのであれば、水深のある港内や岩礁周辺の砂泥底をマークする方が堅い。そんなわけで、比較的日並みのいい日を選んで印南港で軽く試し釣りしてみた。そのときの釣況を報告する。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター牧野博)
先端部に移動して追釣し2ケタ
先端部に入っていたアングラーが帰られたので、そこに入って投げる、一度大きめの魚信で20cmクラスを掛けたが、足元から波止に抜き上げるときに惜しくもハリ外れ。めげずに3色ゾーン中心に探り続け、キスを追加。5時半に終了した。
キスは17cmまでを10匹、短時間のお気楽釣行であるが、何とか2ケタをマークできた。
厳寒期のキス攻略のコツ
この時期のキスは水温が低下しているので、アタリがあっても食い込まないことが多い。小さな前触れのアタリがキャッチできたら、ミチイトを緩めず張らずの状態で少し食い込ませ、その後はしばらくゆっくりリーリングする。このときにさらに魚信がくるときもある。
取り込みのリーリングスピードは根掛かりの多少によって当然かえる必要があるが、私は可能な限りスローなリーリングを心掛けている。正直言って効率の面では劣るが、このほうが途中でのハリ外れが少ない。
<牧野博/TSURINEWSライター>
印南港