夏のターゲットといえば、まっ先に思い浮かぶのは海中を弾丸のように泳ぎ回る回遊魚。そのなかでも身近な漁港で楽しめるのがソーダガツオやサバ、ワカシ、カンパチの幼魚のショゴなど。回遊魚シーズンど真んなかということで、南房総の館山港と外房の勝浦漁港へ2週連続で釣行した。
勝浦漁港
翌週の7月27日(金)は、外房の勝浦漁港にショゴ狙いで釣行。
勝浦漁港はカツオやマグロの水揚げ基地としてもにぎわっており、漁業者と釣り人がトラブルにならないよう、4時から16時まで港内は釣り禁止。そこで、17時からスタート。
ショゴ狙いのオススメジグ
タックルは同様のメバルタックルだが、ルアーが違う。ショゴ狙いで愛用しているのが通称〝アイスジグ〟と呼ばれるルアー。
もともと氷上に穴をあけて行うアイスフィッシング用で、タテに落としてジギングのように使うのだが、キャストして軽くシャクリを入れると、左右に幅の広いダートをする。
このダートアクションがショゴには最強の動きで、ルアーを見切ることの多いショゴでも飛び掛かってくる。
墨名堤防でスタート
まずは北側から延びる墨名堤防へ向かい、台船の周囲を探る。ロープがあるので、引っ掛けないように少し離した場所へキャストしボトムまで落とす。
アクションは1秒おきくらいにシャクリを入れ、徐々にタナを上げていく。タナを上げていくのは幅広く探るためと、ショゴのチェイスがあるか目視で判断するため。
すると、1投目からチェイス。10尾ほどの群れがルアーを追ってきた。
食わそうと足元で数回アクションさせたが、見切ったようで深場へと戻っていってしまう。
ここで深追いは禁物。さらにルアーにスレてしまうので、すぐにピックアップしてもう一度キャスト。
今度はシャクり上げず、中層でダートさせるとヒット。障害物に突っ込んでラインを切ろうとするので強引に巻き取る。フッキングしたショゴの後ろには群れがついてくる。
ここでバラすと、群れごと逃げてしまうので、大胆かつ慎重にファイトし、足元まできたら一気に抜き上げ、25cmほどサイズをキャッチ。
入れ食い状態へ!
すぐについてきた群れにルアーを投げたいところだが、一度落ち着かせるため、台船の反対側へ移動、同じような攻め方で新しい群れを狙う。
すると、こちら側でもすぐにヒット。いくつか群れが着いているようだ。やはり魚の後方に群れがついてくる。先ほどと同サイズを追加。
さらに移動して最初のポイントを攻めるとまたしてもアタる入れ食い状態。
スレさせないため、適度に時間を空ける作戦が見事にハマった。3尾目もサイズは変わらないが、ショゴの強い引きはライトタックルでは最高に面白い。
ヒットは続き、6尾キャッチしたところで納竿。