父親と沼津市の海上つり堀まるやへ釣行。数日前から急激な水温低でかなり魚の活性が低いとのこと。ウキ釣りとミャク釣りを使い分けて本命をキャッチした模様をお届け。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター杉本隼一)
海上つり堀まるやへ
1月23日、沼津市の海上つり堀まるやへ釣行。当日の朝は放射冷却の影響もあって厳しい冷え込みに。7時前には出船場所の足保港に到着しましたが、日が昇っても冷たい空気が肌を刺します。
真冬の朝は冷えた空気と海水の温度差で蒸気霧(湯気のようなもの)が発生して幻想的な景色が広がりますが、外に立っているだけでも震える寒さなので防寒着は必須です。
低活性で苦戦を予感
出船は8時(貸切の方は7時半頃に出船することも)なので、準備時間を利用してまるやのスタッフに近況を聞いてみることに。
数日前に急激な水温低下があり、魚の活性が一気に下がってしまったとのこと。苦戦を強いられるのは間違いなさそうですが、いかに食い渋った魚に口を使わせるかがポイントになりそうです。
アタリエサや魚の活性だけでなく、釣果を伸ばすヒントをもらえることもあるので初心者の方も積極的に情報を聞いてみて下さい。
ウキ釣りとミャク釣りで挑戦
今回使用したタックルには食い渋り対策を施します。マダイとイサキ狙いのタックルはウキ釣りタックルと短竿のミャク釣りタックルの2種類を用意。広範囲を探る際にはウキ仕掛け、食いが悪い場合はミャク釣り仕掛けと使い分けます。
活性が低い状況ではウキのわずかな余浮力さえも嫌ってエサを離してしまうことも。なかなか食い込まない居食いのようなアタリが多ければミャク釣り仕掛けが有利です。
また、水中の透明度が高い時期なので見切られにくくする工夫も大切です。今回はハリスを普段よりも長めに1ヒロ分取っています。ハリスの号数も3号と2.5号の2種類を用意しました。青物狙いのハリスも同様に普段よりも長めに取って見切り対策をしています。
ジャンボイサキから登場
釣り開始直後から釣り座によってちらほらとマダイがヒットしていますが、すぐに落ち着いてしまいました。
しばらく誰一人竿が曲がらない状況が続いていたものの、同行した父親がようやく竿を曲げ、丸々と超えたジャンボイサキをキャッチ。単発だったのは残念ですが嬉しいお土産です。
1尾目のマダイが登場
やっとアタリが出始めたのはマダイとイサキの放流タイム後。しかし、誘いを入れないとアタリが出ないうえに、ウキの動きはクロダイの居食いアタリを彷彿とさせる渋さです。
タイミングを見計らってアワセを入れると小さなアタリとは裏腹に上がってきたのは予想よりも大きなマダイ。何はともあれ無事に嬉しい1匹目のマダイをキャッチできました。練りエサを柔らかくして針付けしたのが良かったようです。
ミャク釣りで大マダイ浮上
アタリの動きから魚がウキの抵抗を嫌っているように見えたのでミャク釣りタックルに持ち替えました。すぐにハッキリとした明確なアタリを捉えてヒットに持ち込みますが、魚がぼんやりしていたのかほとんど抵抗せずに浮いてきてしまいました。
しかも姿を見せたのはまさかの大マダイ。タモ入れした直後に針が外れるほど針掛かりが浅かったので相当食いが渋いのは間違いないようです。